新日本少年少女の文学<br> 銀のうさぎ

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新日本少年少女の文学
銀のうさぎ

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  • サイズ A5判/ページ数 154p
  • 商品コード 9784406010931
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

丘野詩果

10
あとがきを読むと、東北の農家で生まれた著者が、生まれた町を舞台に、少年時代の事を書いたとある。けれど、この世界はそれほど昔ではないのに、どれもが東京生まれ育ちの私には別世界の出来事である。映画やドラマの世界。けれどひとつひとつの作品の主人公のこども達の心情や心の動きはすごくよくわかる。雪深い中での生活、農家の苦労。こどもにも辛い事がいっぱいあるけれど、受け入れて前向きに生きている。都会で便利に育つこどもとどっちが幸せだろうか。私は、この子達の方が強い精神を持てるはずと思う。2015/09/28

ぱせり

10
物語の中にあるのは、生活の過酷さや厳しさだけではない。深い叡智のようなものが、彼らから放たれて、物語を読みながら私は照らされている。眩しい光も底知れぬ闇も、何の気負いなく身内に湛えて生きていく人たちの生活は、私などが理屈をこねくりまわして辿りつけない深い豊かさがあるのだと思う。 2015/01/01

vodka

2
開成の2021出典、「糸」を通して読んでみたくて借りてきました。作者の故郷、山形が舞台の物語たち。北の地方の方言もそのままに、子どもたちの目線で暮らしの中のひとこまが描かれています。通して読んでみて、結局糸が1番好きでした◎2022/01/04

伊坂光代

0
娘が借りて来たので読んでみました。 ちょっと昔の雪国の子供の生活が描かれている短編童話です。 少し寂しくしみじみするお話たちでした。2013/01/29

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