内容説明
生命は5回消えた?!最新の研究成果が照らし出す知られざる絶滅と再生の物語。
目次
巻頭特集 写真で見る奇跡の星・地球
プロローグ 押さえておこう地球のしくみ
第1部 地球の誕生と進化(地球形成期;冥王代~太古代;原生代)
第2部 現在までの地球(古生代;中生代;新生代)
第3部 地球と人類の未来(未来の地球)
著者等紹介
田近英一[タジカエイイチ]
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授。理学博士。東京大学理学部地球物理学科卒業。東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻博士課程修了。専門は地球惑星システム科学、比較惑星環境進化学。地球環境の進化や変動、地球と生命の共進化、惑星環境の進化や安定性等、幅広い研究を行っている。理論研究の他、全球凍結イベント等に関する学術調査プロジェクトも推進。2003年第29回山崎賞、2007年日本気象学会堀内賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
85
2012年出版。ビジュアル豊富な大人のための図鑑。地球の誕生からジャイアント・インパクトによる月の形成、地殻の形成から原始の海での生命誕生。約23億年前、7億年前、6億5千年前で全球凍結とその直後の生物進化。20億年前の真核生物の出現、6億年前の多細胞動物の出現など。古生代のカンブリア爆発、中生代の大型爬虫類・恐竜時代、新生代の哺乳類の時代。約9億年後の二酸化炭素低下で地球上のほぼ全ての生物が絶滅すると予想されている。地球の歴史をまとまって知ることができ、パラパラと眺めて楽しむことも出来る本です。2021/05/31
翔亀
52
版元が実用書専門の出版社なので資格試験の参考書のようなつくり。宇宙の起源、生命の誕生から現代までの科学的な常識の切り張り(田近氏は監修のみで執筆者はサイエンスライターの荒船良孝氏)。写真と図版は良くできているが、目新しい説や主張は皆無だし、「・・・の点はよくわかっていない」「一説には・・・」というフレーズが頻出。科学ビジュアル誌のつもり軽く眺めていたのだが、最後に来てとんでもない代物だったことがわかり驚愕したのであった。↓ 2016/05/21
ローレンツ🐾
11
地球が生まれて46億年の物語。 地球年代では今の地球は人間でいうところの大体80歳くらい。 始まりがあれば、終わりもある。 石油はあと46年ほど、石炭はあと118年ほどで枯渇するといわれている。 人間たちが資源を使い尽くしたのちに地球はどうなっていくのか。 また、地球に住む生命は。 いま、何を考え、何しなければいけないのかを考えるきっかけにもなる本。2019/12/13
ちゃこばあ
11
とても分かり易く楽しいです。いつまでも見ていたい・・お勧めです。地球が今あるのは壮大な年月と不思議の積み重ね・・凄いです!2014/07/15
B-Beat
11
◎連日の猛暑で今ひとつ集中し切れずに読了。現在の地球の気候はこれでも冷えているほうだと。あと20億年もすれば地球はますます巨大化する太陽に飲み込まれてしまうと。寒い時期に熱くあれこれと想像を巡らせたい。2013/07/19