目次
第1章 光と色
第2章 色が見えるしくみ
第3章 色を表すしくみ
第4章 混色と色再現
第5章 色と心理
第6章 色彩調和論と配色調和
第7章 生活と色彩
第8章 これからの色彩
第9章 世界各国の色彩文化
著者等紹介
城一夫[ジョウカズオ]
共立女子学園名誉教授。色彩文化の研究、色彩計画等に従事。展示会『大江戸の色彩展』『明治・大正・昭和の色彩展』(DIC株式会社)の企画・構成、テレビ番組『北野武の色彩大紀行』(テレビ朝日)他を監修。他に福祉・医療施設の色彩計画(リリカラ株式会社)などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くまこ
5
表紙の人はゲーテ。ニュートンのプリズムの実験や、ゲーテの色彩調和論など科学・心理学に関わる単元が面白かった。色相対比の項で、青を背景に赤いハートが描かれている図がある。強い補色対比の実験だが、実際にハートの縁が点滅して揺れるように見え、とても驚いた。他にも、色の感覚と知覚の単元で脳のしくみに触れたり、色彩文化に関連させカラーコーディネートの例を紹介したり、多岐に渡る解説がとても興味深かった。ゲーテの色彩調和論を踏まえて、『ファウスト』を再読してみようと思う。2013/02/14
がろんっ
1
色々な色のしくみが分かり良かった。見えている色の仕組みや空の色など2018/10/26
サシ
1
色についての知識を広く、浅く知ることが出来る。ただ話が他分野にわたり書かれており、自分には必要ない色の話も書かれている為、通読というより必要な章を拾い読みするのが良かったかもしれない。あくまでも色についてのあらゆることを概観するのみでもっと知識を深めたいなら専門書を読む方が良いかもしれない。2014/02/09
パンジャビ
0
Amazonで目についた作者さんの本を、図書館で一気借り。これは色が目に見える仕組みとか、色の理論とか、各国の伝統色とか、いろーんな内容が入ってた。私みたいな素人には難しいや。でもこんな本もあるんだ、ということで登録しとく。2015/03/24
ぶんもう
0
色や、色に関わるものについて広範に書かれた本だ。光、目の構造、色の体系、色の再現、色彩心理、色彩調和、生活の色、デザイン、デジタル上の色、国の色文化などが扱われている。人工的な色に囲まれた現代でこの本を読むと、色彩のフィルターがかかる。浅い知識ではあるが、広い視野から、日常で目にする色を出発点にして妄想を広げられる。色彩心理学に偏ることない、健全な想像を働かせられそうだ。2019/07/25