内容説明
まず空の一番高いところに神々が現れ、続いて夫婦の神が島々を生み―、日本誕生の始まりである。『古事記』と『日本書紀』は、天上から地上に降りた神々が活躍する様子や、天皇家と大和朝廷の始まりを描いた歴史書である。様々な物事の起源、そして、個性あふれる神々の織り成す魅力的な物語の数々。本書では、物語の背景となる実際の古墳時代についての知識もふんだんに盛り込み、そうした『記紀』の神話的・歴史的な物語を紹介する。
目次
1章 古事記・日本書紀列伝
2章 神々の物語
3章 大和朝廷の誕生
4章 神話的英雄の時代
5章 そして歴史の時代へ
付録 資料編
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
著述業。文芸評論家。主に歴史、文芸に関する原稿を執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいた@読書中はお静かに
17
秋に出雲大社に旅行に行くための勉強用。神武天皇までの流れはだいたい理解出来た。鹿児島の実家の近所にある笠沙宮にあった『日本発祥の地』の石碑の意味もようやく理解出来た。天孫降臨で地上に降りてきたニニギノミコトがコノハナサクヤヒメに惚れて最初に住んで、後の神武天皇のお祖父ちゃんにもなる子供を産んだ場所らしい。2015/09/06
かよこ
5
良かったぁ!イケメンに描かれているから、読む気になる(≧∇≦)。漫画でざっくりストーリーを知った上での図解は、分かり易かった。 神社の写真も、その神様の箇所で載っているから、神社への興味も湧き、地元の鹿島神宮が祀っているタケミカヅチが何者なのかも分かり、日本が好きになる一冊でした。記紀そのものも、是非読んでみたいです。2012/12/08
cPu
5
カラー図解なのですべてがカラーです。日本の神様ってこんなに美形でいいの!?っていうくらい美形が集まっている気がします。
みどりんご
4
古事記に興味が膨らんで…でもなかなかしっかり理解できなくて…ってな時に読んでみた。軽いカンジは否めないけれど、分かりやすくてよかった。2013/05/03
ぴぃ
4
全ページオールカラーの本。美形過ぎるイラストに最初はかなりの違和感があったけど、読んでる内に全く気にならなくなった。 中高生向けの本なのかな?分かり易くて良かった。 これを読んで所々曖昧だった部分がクリアーになりました。 古事記と日本書紀の違いも丁寧に記載されていて、その部分も良かった。2013/01/04