出版社内容情報
【生前整理の関心が高まっている!】
「親を亡くし、その後の手続きや実家の片づけに苦労した」という話は枚挙に暇がありません。
まず遺産分割があります。遺言書があればいいのですが、なければ財産の洗い出しをし、それにあわせて、銀行口座や不動産の手続きをしなければなりません。
生命保険、健康保険、年金などの手続きも必要です。さらに、遺品整理や実家の片づけもあります。
自分の大切な家族を亡くした後、これら膨大な手続き・整理を経験したことがある人にとって、万が一、自分に何かあったとき、家族に同じような苦労を掛けたくない。そう考える人が増えています。
本書は、そのような方々に向けた、家族に負担をかけずに最善の準備をするための一冊です。
【具体的な内容】
具体的には、まず相続の準備です。銀行口座、証券口座、不動産といった「財産一覧」の作成が必要になります。その割り振りをあらわす遺言を作成していれば、さらに家族の負担は少なくなるでしょう。
不動産のような資産を持っているならば、節税の知識も必要です。
パソコン、スマホ、SNSなどの「パスワード一覧」の作成も忘れてはなりません。クレジットカードや定額引き落としのあるサービスなどを解約するために必要な資料の作成も必要です。
家具や家電、衣服などの自宅の片付けもあります。
本書では、これらのようなものの整理・手続きの仕方を解説しています。
【図解やイラストを多用】
本書は、これらのことが、すぐに理解・行動できるように図解やイラストを多用しています。
【監修者が士業の専門家集団】
本書は税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書の資格を持つ専門家の方々を監修者に迎え、プロの意見を集結しています。
【別冊「エンディングノート」付き】
取り外しができる別冊として「エンディングノート」がついています。
自分の意志や整理しておくべき事柄を記録しておくエンディングノートは、家族に負担を掛けないだけでなく、家族に自分の想い・考えを伝えるために重要です。
別冊になっていますから、本編と照らし合わせながらまとめることができます。
内容説明
通帳・印鑑、土地の権利書などどこにあるか、家族はわかりますか?口座、クレジットカードを絞る。入院、介護はどうしたい?葬儀・墓はどうしたい?ネットのIDとパスワード管理。もめない遺言書はどう作る?片付けで残したいものは?など。2023年3月最新の法律等に対応!
目次
第1章 まずは資産情報をまとめましょう―預貯金も電子マネーも住宅ローンも「資産」です
第2章 「相続トラブル」は他人事ではありません―相続に必要な法律知識を整理しましょう
第3章 節税に必要な正しい知識を整理しましょう―相続・贈与税の基礎知識
第4章 家族を安心させる住まいの整え方―身の回りを整理しましょう
第5章 元気なうちに準備しましょう―入院・介護からお葬式・お墓のこと
第6章 おひとりさまも、配偶者や家族に頼れなくても大丈夫―自分だけでできる生前整理
著者等紹介
関根俊輔[セキネシュンスケ]
税理士。中央大学法学部法律学科卒。平成19年税理士登録、税理士法人ゼニックス・コンサルティング社員税理士。近年の高齢化に伴い、「亡くなる前」の贈与や相続税の事前対策から、「亡くなった後」の遺産分割、二次相続に至るまで、財産の収益化・コンパクト化を重視した、遺族の暮らしの総合コンサルティングを提供している
関根圭一[セキネケイイチ]
社会保険労務士、行政書士。30年を超えるキャリアの中、遺言書の作成、立ち会い、健康保険の切り替え、遺族年金の請求等、数百名分の実務に対応した実績を持つ。大切な家族が亡くなることは、常に稀であるという考えのもと、難しい手続きをわかりやすく説明し、故人の代わりとなって、遺族との円満な遺志疎通を実現している
大曽根佑一[オオソネユウイチ]
司法書士、行政書士。中央大学法学部法律学科卒。平成17年司法書士登録、平成26年行政書士登録。司法書士・行政書士大曽根佑一事務所代表。街の法律家として、相続発生以前の遺言書等による紛争予防アドバイスから、相続発生後の登記手続・相続財産管理業務に至るまで、相続にまつわる多岐の分野に積極的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kaz