出版社内容情報
常に最高の一杯を淹れるために、日夜、研鑽を重ね、珈琲の研究を続け、珈琲に生涯をささげてきた著者が本気で語る。
科学的根拠に裏付けられた革新的な「珈琲哲学」
それは、珈琲を愛するすべての人に向けた、珈琲新時代の幕開けを象徴する、野心的な珈琲の啓蒙書でもある。
⇒栽培から焙煎、抽出まで正解がわかりにくいファジーな世界であるコーヒーを科学的に分析。
⇒おいしさの原点はテロワールとティピカ種にあると提案。発酵臭のないクリーンかつ深煎りの焙煎のコーヒーにこそ、深淵な風味の世界がある。
⇒微生物による発酵系の風味がないクリーンなコーヒーにこそ美味しさがあるし、科学的な側面からも品質に対しても取り組む。
【目次】
『珈琲哲学と科学』
第1章コーヒー哲学と科学の時代
第2章テロワールと品種が風味の原点
第3章精製プロセスと微生物の関係
第4章スペシャルティコーヒーの風味の変化と新しい官能評価基準
第5章ワインとコーヒーのやわらかな関係
第6章おいしさを科学する
第7章焙煎度の違いとメイラード反応
第8章抽出で自分の好みの風味を作る
第9章気候変動とコーヒー業界の未来