出版社内容情報
80代にもなると、若々しい人と、老け込んでいる人の差が激しくなります。
もちろん、遺伝的な原因は無視できませんが、それではではありません。
日々の習慣が異なるのです。
その習慣の中でも、特に重要なのが「食べ方」。
人は食べ物によって作られているからです。
老けない人は、若さを保つために最適な食べ方をしていますし、老け込んでいる人は、老化を促進してしまう食べ方をしているのです。
老化が進んでいる人は、実年齢よりも10歳以上、老けて見えます。肌の張りもなくシワが多い、髪の毛が少ない・白髪が多い、動きが緩慢になる、さらに白内障になる、耳が遠い、消化が悪い、病気を抱えているなどの状態になります。
一方、老けない人は、シワが少なく肌に張りがある、髪の毛が元気、動きがしっかりしている、目のかすみなども少ない、内臓が元気など、すべてが元気です。
脳の老化が進んでいる人は、もの忘れが激しい、頭の回転が鈍いといったことだけでなく、すぐに怒り大声を出す、列に割り込むなど、人の迷惑に無頓着になり、次第に認知症の症状が顕著になります。
一方、脳が若々しい人は、この逆です。頭の回転が速くハキハキし、感情も制御できています。結果、認知症を恐れる必要がありません。
本書では、食べ物や食べ方によって、体だけでなく、脳の老化も防ぐ方法を解説しています。
キーワードは「糖化(AGE化)」です。
脳も体もエネルギー源となるのは糖質(ブドウ糖)ですから、糖は体に必要不可欠なものです。
しかしながら、糖を摂り過ぎると体も脳も糖化が進みます。糖化はAGEという老化物質によって起こります。AGE化すると、脳も体も老化します。
そして、現代の日本人は糖質を過剰に摂っている状態。言い換えれば糖質中毒です。
糖質が過剰なため、老化物質であるAGEが増えて体の老化が進みます。
脳の老化も同じです。認知症を引き起こすアルツハイマー病は「脳の糖尿病」とも言われています。その原因は糖質過多です。
本章が、糖尿病を専門とし、老化物質AGE研究の第一人者でもあり、ベストセラーを多発している著書が老化を止める方法、若返る方法を解説しています。
その中でも、世間の間違った常識をくつがえす方法が解説されています。
具体的には、主食はイラナイ、糖質はゼロでもいい、アルコールは毎日飲んでもいいなどです。
これらは「生化学」という分子レベルの役割・機能をもとにした事柄や、近年発表されている最新論文をベースに、多くの糖尿病患者の経験と糖尿病を治療している著者の経験に裏打ちされたことだけを解説しています。
脳も体も老化させず、若返る食べ方を学び、80代、90代になっとときでさえも元気で若々しく暮らしていきましょう。
【目次】
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- 電子書籍
- アジア環境白書2010/11
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- 和書
- 犬の勝手なひとりごと