出版社内容情報
なぜ、腸が幸せを呼ぶのか?
脳と腸は強い相関関係にあり、腸の異変が脳の不安を引き起こします。他の臓器では見られないことで、それだけ腸と脳が特別な関係にあるということになります。腸のコンディションがよくなれば、脳がその情報を受け取り、自律神経が整うことも証明されています。
幸せと感じたときに分泌されるセロトニンは、脳内で作られるのではなく、95%は腸で作られます。そのため、幸せと感じるには、腸が正常に働いていることが必要不可欠なのです。
カラダが内面から若返る!
腸が正常に働くようになれば血液の質が向上します。血液の質が悪いと、老廃物や悪玉菌が生み出した有害物質が排出されず腸内にとどまるため、腸壁から血液に逆戻りすることがあります。そうなると肌荒れや内臓への負担増になります。
不健康であることは老けて見える原因のひとつです。「老いは血管からやってくる」と言われますが、アンチエイジングには腸内環境正常化が欠かせません。
骨粗しょう症や転倒予防にも!
腸ストレッチをすることで、体幹部や下半身の筋肉が刺激されたり、柔軟性が向上するメニューが数多くあります。そのため、高齢者の骨粗しょう症抑制や転倒予防にも効果的です。
腸の調子が良いってどういうこと?
腸の調子を左右する要因は2つあります。1つは腸の活動力です。もう1つは腸内環境です。この2つが良い状態であると、腸の調子が良いということになります。
腸ストレッチで腸の活動力を直接高める!
腸は大きく小腸と大腸にわけられます。小腸は消化物から栄養を吸収する役割があります。大腸はその残った消化物から水分を絞り取り、便をつくる役割があります。腸の活動力が低下すると、栄養や水分を吸収できずに、下痢となり排便されていきます。
この腸の活動力は外部からの刺激で高めることができます。腸があるお腹は骨に覆われていないため、お腹の表面近くにある腸を、指で押したり、体幹部をねじり直接刺激を与えることで、活動力を高めるためのスイッチを入れることができるのです。これが腸ストレッチです。これを続けることで腸の活動力は高まり、腸の調子が上向いていきます。
腸内環境を整える生活術
腸内環境を整えるには、食生活の改善が欠かせません。そのための食事術や小林先生自身が取り入れている生活スタイルも紹介します。
内容説明
日本初、肛門科外来を開設したエキスパート。自律神経の権威が提唱する、脳が喜びしあわせを感じる「腸の教科書」。アンチエイジングにも効果的!
目次
1 本当にすごい!腸のしくみと働き
2 腸が動き出す!腸ストレッチ
3 腸をいたわる!腸マッサージ&ツボ押し
4 腸を支える!腸周りの体幹トレーニング
5 腸を元気に!毎日続けたい腸活習慣
6 腸が喜ぶ!腸活ご飯のルール
著者等紹介
小林弘幸[コバヤシヒロユキ]
1960年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・医学部教授。1987年順天堂大学医学部卒業。1992年に同大学医学研究科修了後、ロンドン大学付属英国王小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、2003年に順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。2006年、同大医学部病院管理学研究室教授に就任、総合診療科学講座教授を併任している。専門は小児外科学、肝胆道疾患、便秘、Hirschsprung’s病、泌尿生殖器疾患、外科免疫学。スポーツ庁参与・日本スポーツ協会公認スポーツドクターでもある。国内で初の便秘外来を開設した腸のスペシャリストであり、腸内環境を整える食材の紹介や、腸内環境を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。また同時に自律神経研究の第一人者として、スポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。2020年からはこれまでの経験を生かし、プロ野球チーム千葉ロッテマリーンズのサポートも行っている。ベストセラー著書のほか、メディア出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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