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内容説明
隠れたメッセージ、巨匠たちの超絶テクニック、傑作のウラ側…思わずうなる、名画のマル秘話が満載。
目次
巨匠たちの超絶技巧対決(本物そっくり―ホルバイン(子)vsクラース
眼―ベッリーニvsラファエッロ ほか)
第1章 隠れたメッセージを探る名画のひみつ(室内に立つ若い男女。一体、何を?アルノルフィーニ夫妻の肖像―ファン・エイク(弟)
微笑ましい聖母子像に秘められたスキャンダルとは?聖母子と二天使―リッピ(父) ほか)
第2章 テーマで読み解く名画対決(世紀の二大巨匠 “至高の芸術”とは何か?それぞれの得意モチーフで激突―ダ・ヴィンチvsミケランジェロ;宿命のライヴァル 古典芸術が理想の“新古典主義”か、個人の思想が第一の“ロマン主義”か―アングルvsドラクロワ ほか)
第3章 西洋絵画を彩る技法のはなし(無数のかけらが荘厳な輝きを放つ―モザイク;なにより“スピード”と“腕”があってこそ―フレスコ ほか)
著者等紹介
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
美術史家。東京造形大学准教授。東京芸術大学大学院修士課程修了。恵泉女学園大学、國學院大學を経て現職。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユカ
42
図書館で。とってもわかりやすくておもしろかったです。西洋絵画をみるための基本的な知識がきちんと書かれていて(このモチーフは何を意味するとか,この時代はこうだったとか),初心者さんにもわかりやすいです。読者の興味を上手に引き出してくれる作りなのか(上から目線だ笑),すごく好きな感じがします。全部読んでも,もっとちょうだいという気持ち。調べたら同著者で「いちばん親切な西洋絵画史」という本もあるそうで,読みたいです。2017/03/29
オレンジメイツ
29
「図書館本」巨匠達の超絶技巧も解説されると更にすごいことなんだなぁと。最後の年表が勉強になりました。2021/08/08
ヴァン
12
古典から近代に至る西洋絵画の、その画面にこめられた寓意と画家の意図、顕著な技術的な創意などをわかりやすく解説していく入門書。どれも読み終えてすぐに美術館に行っても役立つ知識となる。若い頃、美術館によく行っていたときにこんな本があれば良かったな、と思った。2019/07/28
たす
10
名画の解説、テーマ毎の名画対決、技法の話、とまさに西洋美術入門の本。有名どころを俯瞰的に。今までただ漠然と見ていた絵画のポイントや背景といった、今後の美術鑑賞を楽しむヒントがたくさん見つかった。自分が惹かれる作品については、どんどん深堀りしていきたいな。2021/03/15
向山 彰彦
8
たぶん、読み込めば、知見がたくさん得られる。基礎知識が無さすぎて、ざっと読んだ分にはいろいろあるんだな、どまりだった。いろいろ暗喩が込められているのは面白いと思った。時代や人間関係まで別れはより面白いのだろうなと。2020/11/01