内容説明
古代ギリシャ・ローマ時代から、ヨーロッパの歴史は数多の皇帝・国王たちに彩られてきた。名君・暗君・女帝など、その人物像はさまざまである。今も人々から崇敬される賢王、世界に名を轟かせた勇武の王、己の欲望に走った暗愚の王、国家の最期を見届けた悲劇の王―教科書にも登場するあの王は、どんな顔をしていたのか?英雄アレクサンドロス大王から現代のエリザベス二世まで、総勢二百人の帝王たちの姿をオールカラーで。
目次
第1章 古代の皇帝・国王25人(ローマ帝国の興亡と衰退;フランク王国の急成長 ほか)
第2章 中世の皇帝・国王40人(フランス王国の萌芽;神聖ローマ帝国の勃興 ほか)
第3章 近代の皇帝・国王75人(神聖ローマ帝国の変貌と衰退;「世俗の公」プロイセン ほか)
第4章 現代の皇帝・国王60人(「ナポレオン帝国」の誕生;ロシア帝国の衰退と終焉 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nAo
5
ゴージャスな文庫本。王様たちのプロフィールは簡単に書かれてる程度だが、カラーの肖像画がイイ。世界史が好きな人だけでなく、絵画が好きな人が見ても面白いのではないでしようか。「お姫様編」も勿論、購入済み。2014/03/06
Humbaba
2
強い権力を持っていたとしても、それを維持することは容易なことではない。いっときは幸せになれるだろうが、その幸せを長続きさせるためには、多大な努力と幸運が必要になる。それができた人間が名君と言われる存在になれるが、その素質を持ち、更に時流に乗れる人間はそれほど多くない。2013/09/05
tsubomi
2
2013.05.01-05.18:ロシアを含むヨーロッパ全域の古代〜中世〜近代〜現代の君主や皇帝について肖像画や写真つきで紹介したもの。ページ数が多くないわりに紹介している人物が多いので、一人一人の紹介は大雑把なもので、エピソードもかなり省かれていますが、これ一冊を読んだだけでもヨーロッパの領土は取ったり取られたり、戦争で勝ったり負けたりして、現在でも複雑な相互関係にあることがわかります。特に日本の「世界史」の教科書にあまり登場しない北欧や東欧諸国の君主や領土の変遷は興味深いものがありますね。2013/05/18
かずさん
0
カラーの絵が良かった。2018/11/01