内容説明
新史料と現地取材で描く新島八重88年の生涯。
目次
1話 会津藩砲術家の娘―針仕事、機織、小銃、大砲なんでもやった
2話 八重の兄山本覚馬―豪気群を抜き、槍も砲術も蘭学も
3話 二人の流星―川崎尚之助と新島襄の青春
4話 蛤御門の変―父と兄が参戦、夫は会津残留
5話 覚馬と新選組―近藤勇そして土方歳三
6話 戊辰の烈風―鳥羽伏見へ弟の諸生隊山本三郎
7話 鶴ヶ城篭城―黒髪を切りスペンサー銃で抗戦
8話 八重落日の悲歌―明日の夜は何処の誰か眺むらん
9話 京を翔ける―本邦初の女学校「女紅場」の先生
十話 会津への思郷心―白虎隊の悲劇へ思いやまず
歴史散歩 会津/江戸・東京/京都
著者等紹介
好川之範[ヨシカワユキノリ]
1946年、札幌生まれ。歴史作家。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんちゃん
18
同僚に半ば強制的に読まされた本。大河ドラマと並行して読む分には面白かったのだろう。この本単独ではちょっと。ドラマ仕立ての小説とセットで読むのがベター。2018/08/18
美雀(みすず)
12
山本(新島)八重の生涯を書いている。大河ドラマの参考の為に読んだ。京都に来てから八重は女性の為にいろいろ頑張ってますね。2013/10/08
美雀
2
小説ではなく、山本八重と山本八重に関わった人物を紹介してます。会津戦争関連も詳しく書いてあります。負け側のそれぞれの終焉…。尚之助さんとの離別は辛かっただろうな。男手を無くした山本家を背負うために八重は苦渋の決断をしたのかなと思います。ドラマの展開を物語りそうな一冊です。2013/02/22
タカシ
2
今年の大河ドラマで扱う人物。歴史の授業でもあまり聞いた事がなかったので、どんな人物なのか気になり買ってみた一冊。この本を実際に読んでみて生涯についてよくわかったけど、一つの事柄にあまり深く掘り下げずにすぐに次の話題にいってしまったのは残念だし、八重よりも兄や父の話が多かったのも残念。でも、どんな人物で何をやったかは大まかにわかったので大河を見る上では役に立ちそう。2013/01/07
うなぎ
0
女性の強さを実感した。2013/05/01