ビジュアル選書
カメラが撮らえた幕末三〇〇藩 藩主とお姫様

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784404042149
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0021

内容説明

写真とエピソードが語るお姫様の幕末維新。

目次

1章 徳川家・松平家―姫君たちの幕末維新(大奥に送り込まれた島津の姫君―十三代将軍徳川家定 御台所篤姫;落魄の将軍に尽くした女たち―十五代将軍徳川慶喜 義祖母直子/御台所美賀子;天下に示した「徳川の妻」の気概―御三家紀伊徳川家徳川茂承 正室則子;銃弾に身をさらした宮家の姫君―御三家水戸徳川家徳川斉昭 正室吉子 ほか)
2章 大名家―激動の時代を生き抜いた藩主と姫君たち(婚姻に賭けられた南部家再興の夢―陸奥国盛岡藩南部利剛 息女郁子;早世の夫と婚家に捧げた長い半生―羽後国秋田藩佐竹義睦 正室悦子;不毛の大地に挑んだ仙台藩最後のお姫様―陸奥国仙台藩伊達慶邦 実妹保子;戦火を逃れ六〇キロの米沢逃避行―陸奥国二本松藩丹羽長国 正室久子 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みつき 

43
藩主に嫁いだ女性達の数奇な運命。夫と共に闘う者、戦から逃れるためにやむなく藩を離れる者、夫亡き後も藩の存続に力を注ぐ者など、生き様がそのまま写真に現れているかのよう。凛とした立ち姿に、強く光る目を持つ女性達の写真は、力強さと美しさを感じます。慶喜を愛した女達、徳川斉昭と吉子、松平春嶽と勇姫の夫婦愛、松平容保と照姫の関係。夫婦愛や恋愛にもスポットがあたっていて、面白かったです。また鹿鳴館の華と呼ばれた女性達の美しい事~!惚れ惚れします~。2013/02/27

ぷれば

10
幕末という時代。残された写真の数々を見ると、想像以上に激動の波高しだったのだと実感する。十代で嫁ぎ、いきなり未亡人となっても家(藩)を守りぬいた姫君たち。たおやかで、凛とし美しい。藩主たちの生きざまもさまざまだが、一国の主として担う重責が写真を通して伝わってくる。覚悟をきめ、個ではなく公に生きた人々の貴重な写真集。2015/12/01

9
図書館本。幕末から明治初期ごろの、さまざまな立場の藩主と奥方の写真と解説。時代の荒波に翻弄された人、乗りこなした人、さまざまな人間模様があった。白黒ではなくセピア色の写真がなんとも雰囲気がある。2020/02/12

ぼちぼちいこか

8
江戸末期から明治時代の写真が豊富に記載されていた。写真自体が珍しく、被写体人物もそれなりの富裕層の方が多いのは必然である。レアな写真も多く、家系図も記載されていたのでとても読みやすかった。家族集合写真なども面白い。この時代は写真を撮られるときに、手を着物の袖に隠すのが当たり前のようだ。当時の流行も写真から読み取れて興味深い。2018/07/04

縁側

6
図書館本。幕末以降の人物の写真がいっぱい残っているのは貴重。若くして亡くなったが、佐賀藩鍋島家に嫁ぎ、ヴィクトリア女王にも謁見し欧州社交界にデビューしたたねこ夫人や、後妻となった栄子夫人(イタリア在任中にローマで生まれた伊都子は梨本宮妃となる)など、当時の外交官第一号の妻達の苦労はいかに。また、ワシントン社交界の華と呼ばれた、陸奥宗光夫人の亮子も写真が残っているが、黒木瞳似の美人。2021/03/12

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