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内容説明
神秘と幻想の描き手、ギュスターヴ・モローの傑作145作品を完全収録。
目次
1 若き日の絵画
2 ギリシャ神話の絵画
3 キリスト教の絵画
4 さまざまな絵画
モロー、もうひとつの絵画の系譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
23
先日読んだ「ギュスターヴ・モロー:夢を編む画家 」の方は、絵は小さめだけど読み物としてボリュームがあったのに対し、こちらはその逆。1ページにつき一作品で、その分ひとつの絵に集中して美しさを堪能できました。かと言って解説が薄いわけではなく、章ごとに凝縮された内容はまた違った視点でモローを知る事ができて満足♡(*´Д`*)生涯独身だったことや作風などから女性嫌いと思われがちだがそうではなく、独身であることが芸術家に自由と力をもたらすというその時代の風潮で、独身主義はモローだけではないことなど。続く↓↓↓2019/04/26
芍薬
17
ちょっと私なんでこれ早く読まなかったんだろう!?なんて素敵なモローの宇宙空間。どのページにもウットリしてしまいますが、特に愛する男を手に入れたサロメの暗い輝きがたまりません。2014/02/19
HANA
16
モローの主な作品は大体入っているということで、喜び勇んで購入。今まではサロメの印象が強すぎて、画面が装飾で彩られた作品ばかりのように思っていたが、こうして作品群を見ていると意外なほど静謐な作品が多いのに気付かされる。そう見てみると一連のサロメ作品もその他の作品も鬱金色を基調にしていて、まるで黄昏の中のよう。その他にも「デイアネイラ(秋)」とか「キマイラ」を始め様々な作品が気に入る。時間があればまた開いて見たい画集です。2012/05/02
nizimasu
5
ほぼモローの作品をテーマごとに並べているだけなんだけど、これがまた幻想的で、どこか世紀末なデカダンな雰囲気もあって、このモローの作品が今の人たちに与えた幻想的な作品の間食をまた表現していたと思うと面白い。どこか、ルドンとかにも通じる怪しい世界がスゴくいい2013/07/13
helecho
3
幻想的で静謐なモローの画集。彼の描く女性はどことなく残酷で、だからこそエロティックに映る。殆どが聖書やギリシャ神話を題材にしてるけど、解説でも言及されている通り東洋美術から影響を受けてる作品も結構多い。何年か前インドに旅行行った時に、ほとんど落書きに近いような宗教画を街中でたくさん見かけたんだけど、それらと色遣いがとても似ていた。「変身物語」も読んでみたい。2014/07/11