内容説明
直木賞候補5回のベストセラー作家にして、愛知医科大学・藤田保健衛生大学で客員教授を務めた著者が、歴史有名人60人を時空を超えて診断。早世した樋口一葉、高杉晋作から、驚きの長寿を誇った葛飾北斎、牧野富太郎まで総勢60人の持病と死の謎が、この一冊ですべて明らかに。
目次
天草四郎(13~16歳)
小早川秀秋(21歳)
樋口一葉(25歳)
沖田総司(27歳)
石川啄木(27歳)
高杉晋作(29歳)
源義経(31歳)
坂本龍馬(33歳)
北条時宗(34歳)
竹中半兵衛(36歳?)〔ほか〕
著者等紹介
篠田達明[シノダタツアキ]
1937年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業。厄年を過ぎて医療小説を書きはじめ、『にわか産婆・漱石』(新人物文庫)で第8回歴史文学賞受賞。『法王庁の避妊法』(文藝春秋)などで直木賞候補5回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
5
既読本と被るものもあったが、医師のカルテという形というのは面白い試みだと思います。ちょっと滑ってるところもあるがそこはご愛嬌という感じ。2015/08/06
中性子星
1
著名人の死についてカルテ形式でまとめた本。なかなか斬新な切り口で新しい試みではないだろうか。それにしても、死因を描いた資料なんてよく残っているもんだなと感心した。人によってはほとんど資料といえるものが残ってないから、そこは医者の想像力を働かせててすごいわ。2012/05/14
実海棠
1
暇な時に遊びで読むのに最適。死因も勿論のことだが、その遠因となったであろう史実の解説も面白い。天草四郎の皮膚病が衝撃的。早世した人物だけでなく、大往生した人物も扱っていたのが良かった。2012/01/29
雫めろん
0
日本史も好きだし、伝記とかエッセイとか好きで、人のこと知りたい気持ちが強いので読んでみた。もちろん作者が実際に診断しているわけではないので、事実かどうか定かではないため、本当はどうだったんだろうと余計気になってしまった。作者が面白いことを書こうとしてるところが散見されるので、若干寒々しい部分もなくはないけど、色々な資料から病名をさぐっていくって推理小説みたいで楽しそうだなと思いました。思ってたより肺病が少なくてちょっとびっくり。2014/09/25
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