乙女の『平家物語』―激しく強く儚いオトコたち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784404041142
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0093

内容説明

清盛、義朝、為朝…戦乱に生きた、26人の「泣ける」生きざま。イラスト・マンガで『平家物語』のあらすじと人物がわかる。

目次

第1章 『平家物語』前夜―保元の乱・平治の乱(平清盛―大海原に賭けた夢;源義朝―権力に翻弄された悲劇の武将;源為朝―源氏きっての問題児;崇徳上皇―「悪霊」にされた悲劇の帝王;藤原頼長―冷たい男の熱い心;平家貞―忠盛さまのためならば、たとえ火の中、水の中;コラム―『平家物語』の謎 作者について)
第2章 傲る平氏―一族の繁栄と陰り(平重盛―一族の行く末を憂う平家の良心;後白河上皇―名君?暗君?源平合戦の陰の主役;西行―突然の出家の真相は?;俊寛―悲運の反逆僧;文覚―思い込んだらまっしぐら;コラム―清盛ご落胤説の真相は?)
第3章 源氏の旗揚げ―立つ源氏・源平合戦の幕開け(源頼朝―大器晩成?奇跡の逆転人生;木曾義仲―野心に燃える頼朝のライバル;以仁王―怒れる反逆の皇子;源行家―平氏打倒の陰の功労者;斎藤実盛―老者武のダンディズム;コラム―乱世の悲恋 木曾義高と大姫)
第4章 平氏都落ち―義仲の最期と追いやられる平氏(今井兼平―生きるも死ぬも義仲とともに;平敦盛―笛を愛する若き公達;梶原景季―花を負う若武者;平忠度― 文武両道の公達;平経正―想い出に別れを告げて旅立つ武人;コラム―三種の神器はどこへ?)
第5章 平氏の落日―一ノ谷から壇ノ浦へ(源義経―無垢な天才戦術家;平知盛―一族の最期を見届けた男;那須与一―伝説の弓の名手;平教経―平氏一の猛将;平重衡―誇り高き囚われの貴公子;コラム―その後の平氏 六代の最期)

著者等紹介

井上渉子[イノウエワタルコ]
神奈川県生まれ。歴史系ライターとして鎌倉時代~戦国時代を中心に小説・コラムを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

33
‘乙女の’平家物語だけあって、イラストが皆さまイケメンだった(笑)藤原氏の家系さえ押さえていれば何とかなる平安中期と違って、源氏・平氏そして皇家が複雑に絡み合っている上に登場人物も多くてややこしい…((+_+))今までは勝利した源氏が正義だと疑いもしなかったけれど、右京大夫集を読み終えた今は平家びいきになっているのでこれまでとは感じ方が変わってきて面白い。男性陣だけとはいえ、まずは主な人物がわかったということで良しとしよう。2018/05/12

びっぐすとん

18
図書館本。うーん、人物イラストは乙女心をくすぐるイケメン揃いだけど、中身はちょっと薄いかなあ。扱ってる人数も少ないし、語られるエピソードも少ない。平家の人をもっと扱って欲しかった。だいたい系図が清盛の息子達までなのはなぜ?同じような作品でも先日読んだ『イケメン平家物語』の方が内容が充実してる。2022/03/15

ハル

5
この本の魅力は何と言ってもビジュアル。そして物語に纏わる男たちのドラマに分かり易い解説。これらが平家物語の堅苦しいイメージを一掃してくれる。物語そのものを解説した本ではないのでこれを読んだからと言ってその中身が理解出来るものではないが、物語を読む中で出会う人物たちの背景を知っていることはこの世界に浸るための手助けになってくれる。…とは言え、実際に読んでみると難しい。誰が何をしているのか捉えられない。その光景を脳内で上手く描けずただ眠くなるばかり。せめて手に取った一冊は読みきりたいのだが。2015/09/26

りー

1
なーる。銀英伝のアンソロジーがあるなら、平家物語にあっても良いよね!と、本のコンセプトにまず共感。たしかに平家物語関係を読んでいて混乱したのは“○盛”系統のお名前。能の題材だけでも通盛・実盛・敦盛!盛ってりゃいいんですかっ!?と切れかけましたが、藤原氏の名前と同じく覚えるには数こなすしか無いのか・・・という読者に優しい本でした。源氏側やその他関係者も載っています。物語を追える本ではないけれど、コラム的知識は増えます。片手に持って他の平家物語本読むと調度良いと思います。2018/05/04

なま

1
似たような名前の平家の方々。名前だけだと覚えずらいが、取っつきやすいイラストと各人のエピソードで紹介されて読みやすい。藤原頼長の男色(男子同性愛)の相手の一人が木曽義仲の父、義賢だったり皇室に代々伝わる三種の神器についてなどエピソード満載。2016/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4534398
  • ご注意事項

最近チェックした商品