内容説明
京都・奈良・大阪・和歌山選りすぐりの作品を収録。陰影の美を求めた写真家・入江泰吉不朽の名作。いまでは撮ることができない「迫力」の構図におさめられた至高の仏像写真集。47年ぶりに完全復刻。
目次
薬師如来像(神護寺)
阿修羅像(興福寺)
伎芸天像(秋篠寺)
十一面観音像(法華寺)
大日如来像(円成寺)
釈迦如来像(飛鳥大仏)(飛鳥寺)
如来像(東京国立博物館)
釈迦誕生仏像(東大寺)
天蓋天人像(法隆寺)
八角燈籠火袋羽目板(東大寺大仏殿)〔ほか〕
著者等紹介
入江泰吉[イリエタイキチ]
1905(明治38)年、奈良市に生まれる。1931(昭和6)年、大阪に写真店「光藝社」を開く。1940(昭和15)年、世界移動写真展で「春の文楽」が一等賞を受賞、文楽の写真家として活躍。1945(昭和20)年3月、大阪大空襲で自宅と店舗を焼失、奈良へ引き揚げる。同年11月17日、疎開先から戻る東大寺法華堂四天王像を目撃、アメリカに接収されるとの噂を聞き、写真に記録することを決意。以来、奈良大和路の仏像、風景、伝統行事の撮影に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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喪中の雨巫女。
13
《私-図書館》 仏像の顔のアップの写真で、表情がわかる。時代で、表情が違う。2013/09/14
らいるー
3
ここまでじっくり表情を見比べることってないから面白かった。写真の中には、実物を拝観したものもあり改めて感動した。2023/04/03
kumonosuke
3
インドから、新疆シルクロード、中国、朝鮮半島を伝わって奈良にやってきた仏教、仏像。奈良の仏像はより人間味を感じるのはなぜだろう。久しぶりにまた会いたくなってきた。2014/04/23
yudokun
1
敬愛してやまない入江泰吉師の写真集。ここまで仏像に寄って表情をとらえることって、普通は不可能。ファインダー越しにどんな対話をしてるんだろう?入江泰吉記念奈良市写真美術館に久しぶりに行きたくなってきた。2013/12/15
Mere
0
エントリー本に属するが、完読した。 2019/12/03