内容説明
知的アクロバットと深い人間理解―これが名画の読み方だ!多数の名画が織り成す恐怖世界へようこそ!名作絵画に潜む戦慄の真実。
目次
第1章 『モナ・リザ』の“不気味な”微笑1 イシス幻想
第2章 『モナ・リザ』の“不気味な”微笑2 ヴァンパイアの女王
第3章 『モナ・リザ』の“不気味な”微笑3 瞳のスティグマータ
第4章 『モナ・リザ』の“不気味な”微笑4 微笑の正体
第5章 蛇の首飾り、名画のプロファイリング
第6章 白い衣の男、ペストと死の島
第7章 インクブスの誘惑
第8章 リジーとロセッティ、吸血鬼の胎動
著者等紹介
平松洋[ヒラマツヒロシ]
1962年、岡山生まれ。作家、美術キュレーター。早大文卒。コピーライター、プランナーを経て、企業美術館主任学芸員として現代美術から子どもたちのための展覧会まで幅広く手掛ける。その後フリーランスとなり、立川国際芸術祭をはじめ国際展や企画展のチーフ・キュレーターとして活躍。「篠原有司男とこどもたち」展など、アーティストと小学生とのコラボレーション展なども多数企画。現在は、展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いぼいのしし
4
絵よりも関連してでてくる映画の方がおもしろそうだ。2012/11/11
なつき
4
モナリザ、死の島、夢魔、等々の絵画に共通するテーマをラストに明かすという章立てはやや冗長に感じた。個々の解釈は興味深いし、ちょっと捻った美術教養と見れば面白いけれど、テーマ的に納得するには足りない。2012/07/17
ユキタ
3
図書館。元祖「怖い絵」に比べるとあまりそそられる読み物ではなかった。色鮮やかなモナリザは見てみたいところ。2017/07/02
チューリップ
2
怖い絵というと中野京子さんを連想してしまうけど、この本は違った切り口で怖い絵について語っていて面白かった。純粋に怖い話に繋がるエピソードというか、どちらかというとホラー寄りな感じだけど。最後の章を読むと裏テーマなんかも語られて言われてみればそうだなーと思ってまた面白かった。ロセッティの章が個人的に好きだった。2014/09/03
駒子
1
モナリザに関するエピソードが一番興味深く読めた。モナリザが実はもっと色鮮やかだったなんて!復元したものが展示されていたこともぜんぜん知らなかった…。この本に載せてほしかったな、なんて。2015/05/17