内容説明
もうひとつの城の楽しみ方。いまも残る、石垣に刻まれた謎を追う。読売新聞創刊135周年記念「平成百景の旅」大賞受賞作。
目次
第1章 石垣の構築と刻印石(天下普請での石垣構築;『紙本著色石曳図屏風』に見る採石の実情 ほか)
第2章 江戸城石垣の構築と刻印石(江戸城修築と石垣の構築;江戸城で見られる刻印など ほか)
第3章 名古屋城石垣の構築と刻印石(名古屋城築城と石垣の構築;名古屋城で見られる刻印など ほか)
第4章 大坂城石垣の構築と刻印石(豊臣大坂城がたどった運命;徳川大坂城の修築と石垣の構築 ほか)
著者等紹介
菅野良男[カンノヨシオ]
1943年、宮城県仙台市生まれ。東北大学で美学美術史を専攻し、ギリシャ・ローマ美術および印象派絵画を中心に西洋美術史を学ぶ。大学卒業後、外資系企業に入社し、勤労および人事部門の業務に従事。とくに大学時代に身に付けた写真撮影技術を生かし、社内報制作に携わり、さらに長年にわたり社員教育を担当した。その後、同社関連の経営コンサルティング会社に転進、PL(製造物責任)、ISO(国際標準規格)等のコンサルタントと経営陣を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
3
「壮大な城全体を見て、これが多くの大名が力をあわせて造ったといわれてなんとなくは理解できても、具体的なイメージはなかなかつかみにくい。しかし、そびえ立つ石垣の石の表面に浮き上がる刻印を見るとき、おおむね三百五十年前から四百年前ころの大名たちの苦心を如実に感じ取ることができる。刻印とはそのような歴史の一シーンを見る者にぐいぐいと語りかけてくるものなのである。」 …禿同です。ヤバい、今すぐ日比谷公園と江戸城行きたくなってる!2013/03/10
青
1
お城は好きなのだけど、目が悪いことと根気がないので、存在しているという知識はあっても注目してこなかった刻印。それでも著者のような刻印石にハマってしまう気持ちは十分伝わってきた。本文中写真にあった、文科省近くの地下鉄駅から眺める刻印石は、借景というか、ギャラリーのような印象を受け、一度ぜひ見に行ってみたいと思った。江戸城・名古屋城・大阪城を訪れる際、本書を片手に歩くと違った楽しみが得られそう。2011/06/26
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