内容説明
彰義隊の戦いは上野戦争で終わらなかった―。幕府最後の将軍徳川慶喜の警護を名目として、旧幕臣の渋沢成一郎や天野八郎らが集い結成された彰義隊。わずか一日にして壊滅した上野戦争後、一部の隊士たちはさらなる活路を求め、榎本武揚の率いる旧幕艦隊に乗船して江戸を脱し、仙台から蝦夷地へ渡った。箱館戦争では新政府軍と激戦を繰り広げ、ついにその地で消滅した。何が、彼らを北に奔らせたのか―。士道に殉じ、北の大地に散った男たちの激闘を追う。
目次
第1章 江戸の彰義隊(檄文;有志の結集;彰義隊の誕生 ほか)
第2章 蝦夷の彰義隊(彰義隊の再起;“新彰義隊”の成立;旧幕艦隊の北航 ほか)
第3章 彰義隊最後の戦い(開戦準備;隊士たちの消息;宮古湾出陣 ほか)
著者等紹介
菊地明[キクチアキラ]
1951年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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