内容説明
明治天皇が勲一等を与えた最初で最後のロシア軍人。プチャーチン父娘と日本の意外な交流史。
目次
第1章 プチャーチン・ミッションの来航(安政東海地震とプチャーチン;海の男プチャーチン―その半生;ロシアの日本に対する想い ほか)
第2章 明治期の日露関係におけるプチャーチン(プチャーチンへ日本政府からの叙勲―柳原公使の謝意;順調に進んだ叙勲手続き;副官ポシエット叙勲の理由 ほか)
第3章 長女オーリガにも引き継がれた親日感情(プチャーチン令嬢オーリガの来日;プチャーチン令嬢から日本貧民への遺産分与;日本赤十字社をめぐる不思議な人間関係 ほか)
著者等紹介
白石仁章[シライシマサアキ]
1963年6月東京都に生まれる。1989年3月上智大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。1989年4月上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程入学。1989年9月外務省大臣官房文書課(現総務課)外交史料館に事務官として採用され、現在に至る。1994年3月上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。1998年4月東京国際大学非常勤講師として国際政治史および1年次ゼミを担当。2000年4月東京国際大学非常勤講師として日本・ヨーロッパ関係2、日本・ロシア関係担当、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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