新人物文庫
紫電改よ、永遠なれ―祖国防衛に散った若者たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784404039170
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

宮城県出身の菅野直は、石川啄木を愛し、短歌を詠む文学少年であった。そんな彼は、祖国日本を護りたい一心で戦闘機乗りになる。赴任した南洋では、零戦を駆って、敵戦闘機と死闘を繰りひろげた。戦局が日増しに悪化するなか、本土防空のために松山基地で新編制された第三四三航空隊(通称「剣部隊」)に召集された菅野大尉は、新鋭機「紫電改」を装備した戦闘飛行隊を率い、襲来するB29の大群にもひるむことなく、戦いを挑んでゆく…。本土防空戦に命を賭け、散っていった若者たち。その壮絶な戦いと祖国への思いが胸をうつ感動の戦記ノベルス。

著者等紹介

松田十刻[マツダジュッコク]
1955年、岩手県生まれ。立教大学文学部卒業。新聞記者などを経て執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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一式隼

5
終戦の時期が来たので。10年ほど前に読了。伝説の三四三航空隊の興亡記で、菅野直大尉を主人公としてなぞったフィクションとのこと。史実の検証をしていくと誤りがあるそうですが、情熱と闘志を本土防空戦に賭ける姿が胸を打つし、分かりやすく感じました。(再読してみないといけないかな)同じ題材の東宝映画「太平洋の翼」も大好きでこの時期DVDでよく見ます。予告編:https://www.youtube.com/watch?v=kN0yQ0tGHCs2020/08/14

4
菅野直さん、とても魅力的なお人柄です。 責任感が強く、頭が良くて、上層部にも怖気づかない強い精神を持っている、かなり短気なところもある人ですが、部下もこんな隊長ならついていこう、この人と一緒に戦おうと思えます。 お母さんを思って、お母さんを守りたいという気持ちも痛いほどでした。2012/11/30

すいみん

2
史実を基にしたフィクション小説。本土防衛用精鋭部隊に配備されるまでと配備されてから。精鋭部隊としてある程度の戦果を挙げるも、多勢に無勢戦果の傍ら被害が出る。そしてそれを補填できない。末期ですよねぇ。後、戦後連合国の燃料で連合国機に護衛された丸腰の紫電改がのびやかに飛んでいくという落ちが皮肉ですよねぇ2015/12/20

はるとらみ

1
読み始めて最初の方で、う〜んどうなのこれって思ってしまった。たかが一期上されど一期上兵学校は上下関係厳しいはずなのに菅野大尉は林大尉を呼び捨て…有り得ん。林大尉は菅野大尉より一期先輩です。菅野大尉の性格からして隊長同士の意見交換等では遠慮ない意見を言うだろうけど先輩を呼び捨てにはしないだろうと思います。型破りな方ではあるけれど非常識な方ではないと思うのですが。フィクションにしても酷過ぎじゃないですかね。2015/12/29

黒目ソイソース

1
駅ナカ本屋さんでパラパラめくったら、菅野デストロイヤー直さんが主役ということで衝動買いを。ええ、そうですよ…読み終わってから「ああ、このあとドリフターズになるんですね」っていう妄想しかできないくらい、ドリフの影響を受けての購入ですよ。3巻早く出ませんかね。本のそのものの感想は……涙出てくるので書けません。2012/09/01

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