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ういろう物語―一子相伝で受け継がれた、霊薬の秘密と伝統の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404039149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「医術を求めている場所があるならば、病にも医療にも国の境はない」大都陥落の戦禍を逃れ、倭国の民を救いたい思いを胸に海を渡った男・宗奇―彼の伝えた妙薬は、やがて銀の結晶“ういろう”となる。足利義満、北条早雲、市川團十郎―名高い人物に出会い、深く係わりながら、激動の歴史の中で、“ういろう”は、多くの人の心と身体を救い続ける。直径二ミリにも満たない銀粒が紡ぎだす、六百余年の人間ドラマ。

著者等紹介

山名美和子[ヤマナミワコ]
作家。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。東京・埼玉の公立学校教員を経る。日本文藝家協会会員・日本ペンクラブ会報委員会委員。鳩山町文化財保護委員/町史編纂委員。『梅花二輪』(新人物往来社)で第19回歴史文学賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキー

14
〈図書館本〉歌舞伎十八番外郎売りのういろう。明の時代の唐人外郎が3代将軍足利義満に導かれて日本に渡り博多→京へと渡り、月日は流れ、伊勢新九郎(北条早雲)と共に小田原へと移り霊宝丹(その後帝より透頂香と賜る)を広めていった話。読み始めは興味があり手にとったのだが、なんだかな〜。2012/02/01

コキア

1
11種の生薬を秘伝により練り、粒状にし銀をまぶした霊薬=ういろう。 腹痛、食中毒、吐き下し、胃痙攣、頭痛、めまい、喉の痛み、胃痛、歯痛、乗り物酔い、山酔い、※二日酔い 強壮にも。とにかく何にでも効く万能薬。 その昔、幕府や小田原藩への献上品だった〝ういろう〟 外郎家の苦難と情熱の歴史があったこそ、 今の時代に引き継がれ、守られていることを心から感謝し大切に服用しています。 一見さんお断りと言われていたこの秘薬、 不安と緊張で初めて門をくぐった遠いあの日よ。 もう何十回目のリピートだろう。本日来店 2021/12/13

sin64

0
お菓子のういろうは食べたことがあるが、薬のういろうは知ってはいるが飲んだことはない。ういろうが日本に伝わって根付くドラマチックな話を知ると、一度手にしてみたくなる。まだまだ、語られていない部分がありそうだ。2012/11/01

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