新人物文庫
現代語訳 大西郷遺訓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784404039071
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

内容説明

今こそ求められるリーダーの鑑。林房雄が読み解く「南洲翁遺訓」。

目次

序章(西郷は著作を残さなかった;庄内藩士との奇縁;「征韓論議」の真相;写真や画像を嫌った西郷)
本章 語録解釈(廟堂;政事;「地下の同志」;人材;道は天地自然のもの ほか)

著者等紹介

林房雄[ハヤシフサオ]
本名、後藤寿夫。明治36年(1903)、大分県に生まれる。小説家。評論家。東大法科中退。昭和50年(1975)死去。享年72歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かみうさ

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南洲翁遺訓の本は三冊目くらいだけれど、現状この本が一番イデオロギッシュ、解説がやたらとソ連中共、東京裁判批判の方向に走っていく……岩波が一番フラットで良さそうかなぁ。己を愛することはよからぬことの第一なり。2011/09/05

耳目之学(不定期更新中)

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この本を読んで感じたことは、明治維新を成し遂げた男達の器や先見の明の素晴らしさである。西郷隆盛が属する倒幕派はもちろんのこと、幕府派にも多くの偉人がいたのである。例えば、「道化」を演じた徳川慶喜は、列強に植民地化されかけている日本の情勢を正確に把握し、これを倒幕派とともに阻止した。まさに慶喜は「一流の道化」を演じたのである。今の日本も明治維新に劣らず危険な状態にある。果たして慶喜のような「一流の道化」は現れるのだろうか? 何にせよ、維新は一部の天才ではなく、多くの秀才によって成し遂げられたのだ。 2011/02/28

マウンテンゴリラ

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西郷が生きた幕末から明治維新の時代は、日本という国にとって最大の危機の時代であったと思うが、諸外国の脅威という面からは現在もそれに劣らぬ位の危機の時代と言っても過言では無いように思える。むしろ現在の方が、西郷のようなリーダーが不在で今後も出現しそうにないといった点から、より危機的な状況にあると言えるのではないだろうか。人物というのは、状況のみが生み出すのもではなく、教育による社会的活力や思想的背景から生み出されるものであり、その意味で長く続いた敗戦後の民主教育を根本から見直す必要があるように感じた。2010/10/26

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