• ポイントキャンペーン

新人物文庫
幕末維新―すっきり読める奔流の時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784404038753
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0121

内容説明

幕末維新史にはさまざまな転換点がある。その転換がなぜ、いつ、どのようになされたのか―史料を縦横に駆使しながら、既成の枠組みにとらわれず、激流する時代と人の動きを手に取るように解説する。

目次

第1章 開国(埋木舎と井伊直弼;国家と幕府;江戸城桜田門)
第2章 攘夷の群像(攘夷論の正体;吉田松陰と松下村塾;晋作の攘夷)
第3章 混沌のなかの模索(長州後退;龍馬と薩長盟約;一橋慶喜と孝明天皇)
第4章 国家の構図(四侯会議;王政復古;武力と名分)
第5章 国家の造形(「海外万国と並び立つべく」;近代日本と東アジア―おわりに)

著者等紹介

青山忠正[アオヤマタダマサ]
1950年、東京都生まれ。東北大学文学部卒、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。東北大学助手、大阪商業大学助教授を経て、佛教大学歴史学部教授・文学博士。幕末維新期の政治史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
1996年初出で2010年の文庫化。もう25年前の時点の幕末維新史研究の最前線?であります。複雑怪奇な幕末の政治動向を砕けた文章ですっきり解説。分かりやすさを優先した論の進め方はまことによろしいのですが、一部(明治になってからの関係者の回想など)を除くと典拠が挙げられておらず、どこまで史料の裏づけがあるのか、それとも著者の想像なのか、どちらとも判断がつかないです。「逃げの小五郎(木戸孝允)」「そうせい公(毛利敬親)」などの通俗的なイメージがそのまま採用されていて、これまたどこまで信用していいの? 星3つ。2021/03/02

3
約3年ぶりの再読ですが、内容をすっかり忘れてました……。何しろ底本は1996年の出版ですから、なんだか「司馬史観」まんまのような幕末史概説。「逃げの小五郎(木戸孝允)」とか「そうせい公(毛利敬親)」とか、いまどき出てくる歴史の本なんかあるのでしょうか。明治維新で政権交代した途端に「攘夷やめ!これからは海外と和親!」と政策転換したことに釈然としないお公家さんもいたことは勉強になったのであります。現代の目で見ても釈然としないんだもの、当時の人ならなおさら……ですよねえ。2024/02/14

はせがわ

1
所属を分かつ友人のちょっとしたジョークにくすりともわらえない悔しさは味わいたくない。日本人並みの教養を身に付けたいがための読了だったが、結構楽しめた。教科書風の書き方かと思いきや、案外物語調。細かい章立ては非常に整理しやすく、読みやすかった。やっぱり慶喜が好き〜〜。2019/09/09

たかむら

0
明治維新の大まかな流れを知ることができる本。良くあるような勝者側の視点にこだわっておらず、フラットな視線で全体を俯瞰できる。維新の元勲だとか、坂本龍馬だとか、そういった有名な人たちを変に持ち上げないことで、戊辰戦争が官軍と賊軍という発想ではなく、薩長による私憤の色が濃かったというのは、真実に近いと思う。明治維新に限らず、こういったフラットな視線から歴史を読み取ることは重要だと感じた。2013/08/29

0
維新の流れを分かりやすく掴める。基本的に薩長に偏った見方をしていたわたしにとって良書。2010/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/626398
  • ご注意事項

最近チェックした商品