新人物文庫
海軍兵学校 江田島教育

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784404038647
  • NDC分類 397.07
  • Cコード C0121

内容説明

「スマートで、目先が利いて几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」明治6年(1873)に来日したイギリス海軍顧問団によって一新された海軍士官の養成教育。その「海軍士官の前に、紳士であれ」とする英国流の紳士教育は、江田島に移転した兵学校にも引きつがれ、千変万化する海の守りにつく日本海軍軍人の基本精神となった。江田島で学んだ著者みずからの体験を通し、心身ともに日本男子をつくる“人間教育”の場であった兵学校の日常と、教育の神髄を紹介する。

目次

第1章 江田島の生活
第2章 聖訓五ケ条
第3章 海軍魂
第4章 英人の見た海軍兵学校
第5章 江田島再訪の記
参考資料編

著者等紹介

豊田穣[トヨダジョウ]
大正9年、満州生まれ。昭和15年、海軍兵学校卒業。18年4月、ソロモン方面で乗機を撃墜され、米軍の捕虜となる。21年に帰国後、中日新聞入社。45年、『長良川』で第64回直木賞受賞。平成6年1月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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TORUMA

2
江田島教育というか江田島生活。出身者による賛美本と言ってしまえばそれまでだが、初刊時は左翼言論が強い時勢で、戦後30年近く経て兵学校を識る世人も減り、著者も少し触れているが兵学校を戦争狂や右翼の養成所と思い込む人たちが少なからずいたようである。本書の過半を兵学校教材が占めるという特異さをみても、本書の出版の真意は、兵学校の実態や自負する美点を知ってもらって そのような誤解を解きたいというところにあったように思える。また、他著では兵学校教育に懐疑的な記述もあり、賛美一辺倒の能天気な頭の持ち主でもない。2020/02/16

yamatoshiuruhashi

2
同著者「海兵四号生徒」を読んだ勢いで30余年ぶりに再読。海軍兵学校の教育を受けた体験と当時の資料での回顧録と言える。鉄拳制裁ではなく鉄拳修正についても「殴る」という項目が起こされている。ちょうど、女子柔道のオリンピック監督の体罰が連日メディアの話題になっている時であるが、豊田さんだったらどうコメントしただろうか。2013/02/09

ゆかつ

1
期待していたよりは内容が個人的にあまりでした。ちょっとお爺さんの説教的な・・・。2010/06/24

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