内容説明
「武士による、武士のための政治」を行うための地として選ばれた“もののふの都”鎌倉。長年鎌倉時代・源氏を研究してきた著者が、数々の史跡や寺社の来歴を織り交ぜながら太古から幕府終焉までの古都鎌倉の歴史をわかりやすく描く。海の底にあった鎌倉の市街地、武士の都としての都市計画、多くの民衆をひきつけた新仏教、煌びやかな「鎌倉大仏」と華麗な永福寺、武士団の興亡の舞台となった数々の古戦場など、鎌倉の歴史が鮮やかによみがえる。古都鎌倉の復元地図や現在の史跡・寺社の写真、アクセス地図を多数掲載。
目次
第1部 古代の鎌倉と源平争乱(海の底にあった市街地;平氏の地から源家の領へ;源家の本拠;頼朝入部の直前)
第2部 源頼朝の鎌倉入部(頼朝入部;鎌倉の都市計画;鶴岡八幡宮の建設;大倉御所と勝長寿院;建久二年三月の大火;永福寺の建立;頼朝法華堂;岩船地蔵堂への疑問)
第3部 北条氏の勢力伸長と鎌倉の発展(梶原ガ谷;比企ガ谷の妙本寺;望夫石;亀谷山金寿福寺と大慈寺の創建;鎌倉の市街戦;実朝の夢;戌ノ刻の運;御堂御所;幕府の移転;式部鎌倉の完成(1)
式部鎌倉の完成(2))
第4部 得宗専制と幕府の滅亡(社会の変動;二階堂大路の突破戦;建長寺・円覚寺・東慶寺;鎌倉幕府の滅亡)
著者等紹介
奥富敬之[オクトミタカユキ]
日本中世史家、日本医学史家。1936年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程国史学科修了。日本医科大学教授、早稲田大学教育学部講師。2008年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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