内容説明
あの人の病歴と死因を篠田院長が時空を超えて診断。死に至る謎もあの人の持病も、カルテを読めばすべて明らかに。とびきり有名な歴史人物111人を収録。
目次
20代までに亡くなった人々
30代で亡くなった人々
40代で亡くなった人々
50代で亡くなった人々
60代で亡くなった人々
70代で亡くなった人々
80代で亡くなった人々
90代で亡くなった人々
著者等紹介
篠田達明[シノダタツアキ]
1937年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業。厄年を過ぎて医療小説を書き始め、『にわか産婆・漱石』(新人物文庫)で第8回歴史文学賞受賞。『法王庁の避妊法』(文藝春秋刊)などで直木賞候補5回。現在、愛知医科大学と藤田保健衛生大学の医学部客員教授をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AICHAN
30
図書館本。医者の著者が、日本史の有名人111人の死についてまとめている。見開き2ページで右に略歴、左にカルテ。はっきり言って面白くなかった。略歴では俗説をそのまま信じて書いてあったり誤りがあったり著者の独説があったり誤字があったりして興ざめした。でもまあ、ヒマつぶしにはいいかもしれない。2018/04/12
オリーブ
14
111人の日本史有名人を亡くなった年代ごとに死亡原因や対策を医師である著者がカルテ形式におこして診断している。伝染病や呼吸器病に罹患していた有名人たちは現代だったら救えただろうが、そうなると歴史はどうなっていただろうか。気難しく頑固な性格もあって芸術的、政治的能力も高かったゆえに後の世に名を残してきたわけだが、直接的原因ではないにしろうつ病のような精神病に苦しみ、結果それが死因に繋がったようだ。緩和ケアなどない時代なので、最期の時に苦しくなることもあり。しかし、イラストがユーモラスでホッともする。2018/03/19
ゆき
7
作者がお医者さんなので、この症状は肝硬変だったのだろう、など、そんな感じ。天然痘と結核に苦しんだ人の多さに、今の医療の進歩を感じますね。2015/02/11
KOTA
7
題名みてふと気になって図書館で借りる。 色々な方の寿命年齢がわかって勉強にはなったけど、それまでっちゃそれまで。 ちょっとブラックユーモアににやりと笑う部分もあったけど…。2013/05/25
さぁちぃ(積読本消化中…)
7
[図書館]歴史上の人物のカルテ。亡くなった年齢別に分類されてるので読みやすいし、経歴などもまとめてあって分かりやすい。作者の見立てが面白かった。索引が時代別で探せるのも便利。2013/03/05