内容説明
将軍誕生の儀式、徳川家の三つ葉葵紋、将軍の御朱印、江戸城の秘密、将軍の服装や食事、大奥の生活などの日々の生活…江戸の町の広さ、江戸っ子のくらし、裏長屋の住人たち、教育、医学、四季の楽しみなどなど、話題満載。
目次
第1章 将軍様編(徳川将軍家;江戸城の日々;大奥事情)
第2章 町人編(江戸の町;江戸のくらし;江戸の四季)
著者等紹介
稲垣史生[イナガキシセイ]
明治45年、富山県生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業。東京新聞社会部記者や雑誌編集長を歴任。時代考証家としてNHK大河ドラマ「春の坂道」「赤ひげ」「勝海舟」「風と雲と虹と」などを担当。昭和50年、第一回放送文化基金賞を受賞。平成8年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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k5
49
江戸力強化月間④。飲み屋でおじさんの隣に座ってしまった感は確かにあるのですが、それをさておいても読む価値のある一冊。江戸城への登城の際、どんな道筋を通るかを語る部分だけでも見入ってしまう面白さです。江戸時代の時間の表記(「暮れ六つ」とか、「巳の刻」とかの意味がしっかり解説してあるのも勉強になります。2022/05/08
ちゃかぱん
4
時代小説を読む時の?がすっきり解決できるすぐれもの。タイトルとおりとても楽しく読めた。2010/05/17
はえ太
1
ザッと流し読み。2023/02/09
てつこ
1
時代劇などで中途半端に再現された江戸文化に愚痴をいいながら、将軍と町人の生活を詳細に紹介。和宮の婚儀が面白かった。幕府崩壊後、大奥に勤めていた女官の体験談として大奥の内情を紹介する本が複数出版されたが、語り部は大奥の秘密に触れることのできない下級の女官たち。実際にはなかった事を面白おかしく話したのが広まり大奥の正体を捻じ曲げてしまっている。2018/06/10
オルレアンの聖たぬき
1
時代考証がなってない時代劇に憤る著者の言葉が辛辣ですね。しかもそれは実際に真実なんです。時代劇や大河ドラマを作る人は時代考証を綿密にして欲しい。2013/05/12