内容説明
海軍きっての戦術家として日本海海戦を完勝に導いた秋山真之。「智謀湧くがごとし」と形容された男の生涯とその秘密を探る。
目次
秋山真之―人と風土
秋山と明治海軍
海軍兵学校から日露戦争終結まで
秋山兵術の秘密を探る
その後の秋山真之
秋山真之エピソード抄
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
15
田中歳雄・野村実・志摩亥吉郎・篠原宏・田中宏巳・生出寿・戸高一成らによる文章によって構成された作品。人物往来社編だけあって真面目な作品。目新しいことが書いてあるわけではないがあまり語られることのない日露戦争後の人生について大本教との関係も含めて語られる「その後の秋山真之」は、秋山真之ファンは必読かも。私個人は兄の好古の方が好きですが。。。2018/08/31
BIN
7
「坂の上の雲」を読んだ直後で記憶に新しいですが、特に日露戦争後の話が「坂の上の雲」ではなかったので勉強になった。今後の日本というか海軍のために提言したのに、兄上同様無視されたようだ。大本教という怪しい宗教に入信して不況もしていたとか。兵術(捜索弧など)も書かれているし、「坂の上の雲」を読んだあとのの秋山真之入門書としてはいいものだと思います。2020/02/14
マックス
1
★★★★☆坂の上の雲でご存知の秋山真之の本です。何といっても字が大きいし、本としても読みやすいのでオススメです。本の最後に「いずれにせよ、名のみ有名でありながら、資料が少ない軍人という感がする」とあります。もっと知りたい、そう思わせる本です。秋山真之の本は幾つかありますが最初に読むならこの本かな。2016/09/08