内容説明
歴史上の人物で、いつも人気ナンバーワンの信長。その秘密は、時代を創造するロマン、品性の高さにあった。天下布武をめざして戦陣を駆けぬけ、四十九年の生涯を本能寺の炎の中に閉じた信長は、「戦国民衆の期待した政治家」でもあった。卓越した構想力、果断なる行動、あざやかな発想の転換、部下をやる気にさせる変革の人事など、混迷の現代人が待望する真のリーダー像が、そこにある。ロマンチストであり、自由人であり、心のやわらかい人間だった信長の人間味あふれる魅力のすべてを明快に語る。
目次
いつでも人気首位の信長
歴史の法則と民衆のニーズを、しっかりとつかむ
古い価値を徹底的に破壊する
平和への志向
新時代の権威の象徴安土城
信長のリーダーシップ・その一―発想の転換の基礎
信長のリーダーシップ・その二―独創的な用人法
手づくりで部下を変革人間にする
本当はやさしかった信長
信長と龍馬の共通点
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年、東京都生まれ。1944年土浦海軍航空隊に入隊。戦後は目黒区役所を経て東京都庁に入庁、都立大学事務長、広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任したのち、1979年に退職、作家生活に専念。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。また日本各地の中小企業団体、自治体、文化グループなどを対象に、精力的な講演活動も行なっている。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。1999年、勲三等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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