内容説明
明治元年10月、吹雪の蝦夷・鷲の木浜に榎本武揚、土方歳三軍は上陸した。
目次
第1章 箱館戦争前夜(鳥羽伏見の戦い;幕府最後の箱館奉行杉浦誠の赴任 ほか)
第2章 明治元年秋の戦い(鷲ノ木沖に開陽艦など八隻;黒船だ!起きろ起きろ! ほか)
第3章 明治二年春の戦い(三〇〇〇の軍卒ふびんに候;家康を拝す ほか)
第4章 戊辰戦争最後の箱館決戦(明治二年五月十一日午前三時―陸海で戦闘突入;朝陽沈没―五稜郭歓喜の万歳 ほか)
第5章 敗者の箱館戦争以後(咲くも花なら散るも花;五稜郭降伏と東京招魂社 ほか)
あとがき たそがれ清兵衛とお坊さん
著者等紹介
好川之範[ヨシカワユキノリ]
1946年札幌市生まれ。歴史家。会津藩士子孫。駒沢大学経済学部卒業。札幌市環境計画部長を経て、札幌市教育文化会館館長。日本ペンクラブ、日本文藝家協会、新選組友の会の各会員。北海道幕末維新史研究会副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Esperanza
3
バーゲンブックになっていたため衝動買い。タイトルほどかたい内容ではなくて平易な文体で読みやすかったです。箱館戦争の主流の人達ただけでなく、給仕やそこに住んでいた人が見聞きし伝えてきたエピソードなども多い。けれど良くも悪しくも雑多なネタを当時から現代に至るまで色々集めたため、全史というよりは箱館戦争にまつわる小ネタ集になっており出典のない記載も多々ありそこはもう一息、骨太な内容もよみたかったです。2013/08/01
qy_yp841
1
勉強になります。読みやすいです。2016/05/20
ねんこさん
1
一応戦史ですが、戦術部分に関する記述は少なめ。しかし幕軍・新政府軍で戦った人たちの子孫へのインタビューが豊富で、より生々しい視点で五稜郭を巡る戦いの顛末を知る事が出来ます。2009/04/21
読書小僧
0
小難しいけど面白かった。 って、作者はこの人か。 なんで同じ題材でここまで書き方が違うんだ? こっちは作者の考えが見えて面白かった。 きっとこう考えたんじゃないか、こうだったら面白いよね、が溢れてると楽しい。 歴史はロマン。 2018/09/30