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斗満(トマム)の河―関寛斎伝

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  • サイズ B6判/ページ数 503p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404035677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

北の大地に挑んだ男の軌跡!明治35年、73歳で北海道開拓を志した関寛斎。30数年におよぶ医師としての地位・名誉を投げ捨て、北辺の地・斗満の開拓に命を懸けたその苛烈な生きざまを描く書き下ろし歴史長篇。

著者等紹介

乾浩[イヌイヒロシ]
本名・濱田浩。昭和22年、山口県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)芸術学科卒、中央大学法学部卒、法政大学大学院日本史学専攻修士課程修了、大学院研究生修了。元筑波大学附属小学校教諭。平成13年「北夷の海」で第25回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤマセミ

3
髙田郁「あい」を読んで、あいの夫、関寛斎が、なぜ蘭方医としての地位も名誉も捨てて、隠居する年になってから、北海道でも一番寒い陸別で開拓事業をするのか不思議だったので、読んでみた。分厚い本で読み応えあったが、凡人にとってはぶっ飛んだ生き方でも、関寛斎にとっては自然の流れだったことがわかった。最期の終わり方は辛い。2024/10/09

アヴィ

0
幕末から明治までを、医療面から関わった関寛斎。司馬遼太郎の小説にも取り上げられるなど幕末の偉人だが、晩年は北方開発に燃え北海道へ、それも十勝地方でも厳寒地域として知られる陸別町。食糧増産を目指し、昔ながらの大農家が小作を支配し搾取するのではなく、全ての農家が土地を持ち自主独立のもと営農するという理念を実現しようと奔走するが、実の息子に否定され、失意のなか自裁するまでの物語。寛斎の理念は昭和の大戦で国が破壊され、連合国軍による農地解放によって実現することとなった2024/09/19

えひめみかん

0
関寛斎先生は、「チャレンジするのに年齢なんて関係ない」てセリフが似合う人ランキングがあったら、上位に来てもおかしくないと思ってる。朴訥とした文体で、アップダウンが少ないようにも見えるけど、陸別の冬は想像を絶するものです2022/12/03

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