内容説明
龍馬を愛し、幕末維新の動乱の時代を生きたお龍。出会いから、龍馬の死、そして流転の晩年まで、お龍の愛と運命を描く書き下ろし長篇力作。
著者等紹介
植松三十里[ウエマツミドリ]
本名・植松治代。静岡市出身。東京女子大学史学科卒業。平成15年、「桑港にて」で第27回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
33
坂本龍馬とお龍。 惹かれ合うふたり。 どんなに離れても、互いを求め合うふたり。 最愛の龍馬が命を落としてから、人生が狂い始めたお龍。 龍馬死後の新時代を、どう生き抜いていけば良いのか。 龍馬と共に過ごしたのは、たったの三年半。 だが、その三年半が、お龍のその後の人生を変えた。2024/10/06
プクプク
8
今まで歴史に全く興味が無くて何も知らない私にも読みやすかった。そんな私でも寺田屋も近江屋跡も行ったことはある。お龍に焦点をあててみることはなかったけれど、彼女が生きた時代背景を感じることができた。今の時代に彼女が生きたなら、どんな風に生きたのかと思いながら読み終えた。2019/08/28
Kie
4
有名な坂本龍馬ですが、妻のお龍さんの事は知らなかったし、面白かった~!!龍馬が若くして死にホントに残念。歴史にふれ、この時代に思いをはせ楽しめる作家さん。2016/12/19
ゆん
4
図書館借り。幕末志士の恋人や妻って、今の世界じゃ信じられないくらいの立場だよなぁ。遠恋どころの話じゃない。無事かどうかわからない中で「待つ」っていうのはホントに不安だと思うし。男が遊郭で遊ぶのだって別に普通のことなんだもんねえ。幕末の時代に生まれなくてよかった・・・とか思ってしまうわ。もっとも、当時の女性の考え方は今の自分と一緒ではないんだろうけども。2010/12/09
たか
3
歴史を知らない私でも興味深く読めた。2014/10/20