目次
第1章 実在した日高見国
第2章 日高見国の馬
第3章 世界を動かした東北の黄金
第4章 日高見国と大和朝廷
第5章 和歌発祥の地・日高見国
第6章 元の大軍船団を翻弄した安東水軍
著者等紹介
中津攸子[ナカツユウコ]
東京都台東区浅草に生まれる。東京学芸大学卒。日本ペンクラブ会員・俳人協会会員・日本文芸協会会員・大衆文学研究会会員。1997年第一回市川市民文化奨励賞受賞、1998年第十二回中村星湖文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
galoisbaobab
8
個人的にはこの手の話(梅原猛の「隠された十字架」とか)が好きです。が、なんというか想いが強すぎて前のめりでくどくてせっかくの新解釈が台無しです・・・。もっと冷静に緻密に論証を積み上げるか、一つのありえる物語として語った方が良かったんじゃないかなーと思います。日高見が善で大和が悪という構図も単純すぎてつまらない。歴史なんて立場によって解釈が変わるんだからどっちが良いとか悪いって話じゃないしね。ただ、東北の文化に憧れを持ってるモノとしてはロマンがあるよね。2016/05/21
N_dept
1
なかなか面白いお話しでした。ただ、語尾が、〜と思われます、〜だったのでしょうか、など想像?や仮定で終わっている部分が多いのが気になりました笑。いにしえのお話しだし、仕方ないのかな。『 ら 』抜き言葉を東北訛りと関連付けている部分は、思わずクスッとしてしまいました。2014/07/22
午前0時
0
6 いっそフィクションという前提だった方が読みやすかった。全て筆者の「私はそう思う」。東北を格上げしたい気持ちはとてもいいと思うが、アプローチとしては逆効果のような。東北の真実が公式な歴史に載っていないという主張をしているが、それ以上にこの本に載っていることの真実感が伝わってこない。2025/05/14