目次
1 はじめに―新しいかたち(新世紀の知の枠組みを;同時代の感性を求めて)
2 歴史への新視線(ヤマト王権はどう発展したか;五世紀の王・人制・国;地名と固有名と数学;いわゆる「公地公民制」は存在したか;古代は奴隷制社会か)
3 学界での模索(日本国家形成論;文字化を通した口誦世界の政事;日本の古代社会と首長制;古代の家族と共同体)
4 古代史へのまなざし(『日本書紀』の国生み神話と天下の主者;「王賜」銘鉄剣から古代日本を見る;大化の改新は存在したか;古代の人名表記と読み(覚書)
防人と東国
大伴宿禰村上と橘奈良麻呂の変)
5 戦後歴史学と私(歴史と人間;津田左右吉と第三世代 ほか)
著者等紹介
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年(昭和20)、朝鮮・大邱生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大学院国史学専攻博士課程中退。博士(文学)。明治大学文学部教授。日本古代史専攻
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