内容説明
細川家本を底本にして、楠家旧蔵本・九州大学本・丸岡家本・狩野文庫本を厳密に校合した決定版『五輪書』。『兵法三十五箇条』『五方之太刀道』をはじめとする主要著作も含めて、武蔵の思想の全体像を明らかにする。
目次
第1部 宮本武蔵の生涯と『五輪書』(宮本武蔵の生涯;武蔵の時代と武芸者たち『五輪書』成立の背景;『五輪書』の思想;『五輪書』の諸写本;『五輪書』の相伝事情;『五輪書』本文の校訂手続き)
第2部 五輪書原文
第3部 『五輪書』関連著作とその解説(『兵法三十五箇条』;「五つのおもて」関連文献;『五方之太刀道』;『独行道』)
著者等紹介
魚住孝至[ウオズミタカシ]
1953年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。国際武道大学教授。専門は日本思想、実存思想、身体文化
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