内容説明
血塗られた一枚の地図に秘められた西郷挙兵の裏工作とは…。維新の激流に翻弄される「江戸切り絵図」の絵師であった元松江藩士の生きざまと、明治激動の時代を活写する気鋭の書き下ろし長篇力作。
著者等紹介
渡辺房男［ワタナベフサオ］
１９４４年、山梨県甲府市生まれ。東京大学文学部仏文科卒。ＮＨＫディレクターを経て、（株）ＮＨＫエンタープライズ２１プロデューサー。１９９９年、「桜田門外十万坪」で、第２３回歴史文学賞受賞。同年、「指」で第１８回世田谷文学賞受賞。２００１年、「ゲルマン紙幣一億円」で第１５回中村星湖文学賞受賞
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感想・レビュー
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シュラフ
2
江戸切絵図とは江戸時代の江戸の街の地図である。今でも時々、歩いていると町内図として目にすることがある。実際の江戸切絵図はgoogleﾏｯﾌﾟで見ることができるが、建物の住人・土地の用途が色で判別できるなどかなり便利なものである。この物語は、一枚の血塗られた江戸切絵図からはじまる異聞で、江戸切絵図の作者が知らず知らずのうちに西南の役をめぐる陰謀に巻き込まれる話である。2012/12/01
matsu0310
0
☆☆2012/11/03
