内容説明
古写真で甦る近代の綺羅星。大正三美人、芸奴、令嬢、才媛ら、新世界に羽ばたいた麗しの女たち。激動の時代を彩った女性。
目次
第1部 激動の世紀を生きたヒロイン(異国で撮られた初の日本女性;最後の藩主夫人と姫君の面影;近代日本のパイオニア ほか)
第2部 明治・大正を飾った女たち(花魁のいた風景―絢爛たる遊廓文化;絵葉書と名妓―明治・大正のグラビアアイドル;男たちを魅了した美女百選―写真集『東京百美人』に掲載された麗しの芸妓 ほか)
第3部 変わりゆく女性の暮らし(おしゃれ事情―ハイカラからモダンへ;懐かしの生活風俗;女たちの挑戦 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フキノトウ
16
町人から華族など幅広い美人帖。白黒写真であっても艶やか。著名人などには、どういう人生を歩んだかも少し書かれていて興味深く読めました。2020/10/11
gtn
11
初の無鉛白粉を開発した御園化粧品本舗伊藤胡蝶園が、大正時代企画した化粧美コンテスト。写真の応募総数7千万強、入賞3百枚。全裸で鏡台を眺める全裸女性が二等。他に八等のチマチョゴリ女性、十五等の中国人女性等、戦前の大正の空気が窺える。一等は、天花粉をパフで付け、化粧の真似事をする幼女。今でも通じる、古びない感性。2025/10/04




