内容説明
従来から、「小野小町の伝記は、結局不明の一語につきる」と言われています。しかし、少し観点を変えて見つめ直してみるとき、思いがけない小町像が浮かび上がってきます。平安時代の絵巻物を見るように美しく、哀感胸に迫るものがあります。
目次
第1編 神代(天地開闢;激動の黎明期;極東地域にみられる各種文化についての考察 ほか)
第2編 繰り返される二朝の慣例(仁徳朝~崇峻朝)(第二期共立時代―大雀命・宇遅能和紀郎子;仁徳天皇;謎の世紀『五世紀』 ほか)
第3編 日本の歴史改編、そしてその後(推古朝~現代)(第三期二朝時代―天上国の推古天皇・日辺日本国の等与刀弥々大王;推古朝の寺院・仏像;阿蘇山 ほか)