内容説明
悲劇の会津藩主・松平容保の激動の生涯。
目次
敗軍の将は兵を語らず
誕生と高須藩
会津藩主となる
房総警備の視察に赴く
幕政への参画
京都守護職への就任
京へ入る
容保の活躍と孤立
会津と薩摩の提携
薩摩・長州の同盟と王政復古
戊辰戦争での敗戦と廃藩
新しい時代に生きる
朝敵の汚名返上
著者等紹介
小檜山六郎[コビヤマロクロウ]
1946年福島県生まれ。亜細亜大学経済学部卒業。仏教大学学芸員課程修了。博物館会津武家屋敷学芸員を経て現在野口英世記念館学芸員。会津史学会理事、猪苗代地方史研究会員、いなわしろ民話の会会長
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感想・レビュー
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のこ
8
容保公の生涯を、豊富な写真、書状、絵図などから解説しています。モノクロ中心■資料は本当に多いです。難を言えば写真や図が見開きで入ってあるので、文章がぶつ切りになってしまいちょっと読みづらいこと。文章は易しいんですが。■その後の情勢、会津のたどる道を思うと、御家訓のなんと重く残酷なことか。容保公の愚直なまでの生き方があまりにも気高く、切ない。2014/01/05
三枝直彦
1
既に本書も2003年の発行だが、新選組・幕末に興味を持ち始めた少年少女だけでは無く成人済みの若者にも読んで頂きたい。会津若松市で学芸員を務めた小檜山六郎氏による著作だが、本書の様に確かな著者が書かれた本のみ若い方には読んで頂きたい。会津藩、松平容保公、新選組情報はネットに蔓延る、1レビュー〇円の適当な内容の記事や彼らが書いた紙の本だけでは無く、ブックオフで100円で売られている00年代末期に大量発行された「珍説・奇説ブームの時のコンビニ文庫」の方にも騙されない様に。2025/08/20