感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
12
別冊歴史読本。例の古史古伝関連の評伝とでも言うか、何故そんなもんがこんだけあるのか?というのが朧げながら見えて来る感じですかね。断り書きで特に否定も肯定もせずというか、それが存在するという事を認識してこれが産み出された背景を理解して研究しましょうって流れにはそっている。しかし参考文献リストとか付けてくれない雑誌的レイアウトなのでネタ本は何よ?ってのが分からないのでつらい(笑)2014/02/22
御光堂
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古史古伝や偽書について、オカルト寄りの扱い方ではなく、それらの生まれた背景などを学問的に追求している。日本の文明が最古でありそれが世界中に伝わっていったとする、ほとんど偽史と変わらないような史観で国史を編纂しようとする国家事業が、大東亜戦争中に試みられたが、さすがに学者の抵抗にあってその通りにはされなかったという出来事もあったという。