新選組秘帖

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  • サイズ A5判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404029706
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

幕末維新史に佐幕派武闘集団として異彩を放つ新選組―。隊士をはじめ、新選組に関わった男たちの生きざまを描く会心の小説集。巻末に東大教授・山内昌之氏との対談「新選組と日本精神」収録。

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年6月、栃木県栃木市に生まれる。本名・加藤保栄。東北大学文学部国文学専攻卒業。72年「風船ガムの海」で第34回文学界新人賞佳作入選。73年より91年まで文芸春秋に勤務。87年「明治新選組」で第10回エンタテインメント小説大賞受賞。93年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞受賞。94年「二つの山河」で第111回直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たいぱぱ

13
浅田次郎の新撰組シリーズに触発され、図書館で目についた本作を何気に借りてきました。色んな人を主人公にした短篇集ですが、テレビドラマを見てるようで、僕が求めるものではありませんでした。2014/09/08

nori

7
今まで幕末物で見たり読んだりした主要人物しか知らなかった新撰組。NHK+で大河ドラマ『新撰組!』の総集編を見て、興味が出てきて図書館で検索したら短編のこの本が出てきて初心者にはいいかな?と思って借りた本。思っていた内容と違ったがおもしろかった。特に市村鉄之助は土方と別れた後どうなったのか、毎回ドラマで気になっていたので、やっとスッキリした。生きるも死ぬも辛いなと思う。いつの時代も自分の力量やの無さや軸のブレを顧みず、自分の不甲斐なさを他責で考える残念な人はいたんだな。2022/01/21

Aki

5
試衛館メンバー以外の隊士にも光を当てるという現代の風潮のなかでも、定番の隊士と、この本でしか読めない隊士の両方が取り上げられていて面白かった。 特に、戊辰戦争以降の京都という土地と新選組の生き残り隊士について、島田さん以外の関わりを想像したことがなかったので興味深かった。2015/06/11

まつけん

3
「剣侠」などの新選組ものにはまっていた時に読んだもの。それぞれの生きざまが「新選組」を伝説にしたのだなぁ…と感じました。隊士ごとの短編なので読みやすいと思います。2012/12/09

カワセミ440

3
新撰組っていろんな作家が書いてます。視点は薩長寄りだったリ、新撰組寄りだったリ。この本はあまり有名ではない隊士達の物語ですね。『浅田次郎』的な面白さとは方向が違いますが、それなりに楽しく読むことができました。この作者は本当に『新撰組』が好きなようです。かなり思い入れがあることが文章から伝わってきます。どこまで創作なのかはわからないけど、明治になってからの『その後の隊士』たちのお話は興味深く読めました。この短編集の中では『明治新撰組』が一番良かったかな?2011/04/15

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