内容説明
関ヶ原合戦、西軍の総帥石田三成の参媒・島左近。謎の生涯を追う。
目次
島左近とその時代
島左近の系譜・一族
参謀の条件 島左近
豊臣政権と島左近―知謀と決断力を模索した大和武士
島左近と石田三成
島左近と蒲生備中
慶長五年九月十五日の島左近
島左近逸話・伝説集
島左近関係史料集
島左近の遺品
島左近に関わった人たち
島左近ゆかりの地
島左近関係年譜
島左近関係参考文献
著者等紹介
花ヶ前盛明[ハナガサキモリアキ]
1937年新潟県生まれ。国学院大学大学院修士課程(日本史学)修了。越後一の宮居多神社宮司。新潟県文化財保護連盟理事。新潟県文化財保護指導委員。上越市文化財調査審議会委員。日本ペンクラブ会員
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感想・レビュー
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BIN
1
島左近に関する史料が少なすぎるので、章別にしても結構被っているのはしょうがないか。白川氏の「事前盟約説と北政所は家康と提携していないかった説」と池内氏「蒲生備中」に関しては興味深かった。蒲生備中を蒲生郷舎と勘違いしている人が多すぎると指摘しているが、本書中でも多くが郷舎と書いて間違っているのはどうにかしてほしい。童門氏の章は史料に寄らず自分の考えを書いているだけなのでこのシリーズには合ってないと思う。2013/03/07
美亜希
0
島左近という男はそもそも資料が少なすぎるので、どうしても外堀から攻めていかねばならんのは判るのだが、途中の「あれ、ワタシ誰の本読んでたんだっけ?」感が凄い。いや、とても良かったんですけども。謎の謎の生涯の輪郭は何となくわかったのだけど、決定的な資料が少なすぎる所為か、憶測のような気がしてならず、左近のことがわかったような余計にわからなくなったような…。だが、それがたまらんのだから戦国武将というものは困ったものだ。2013/09/21
りら
0
複数の著者がいるので、書き手によって異なった内容になっていたり、重複している部分が多かった。島左近については、分かっている事が本当に少ないんだなという感想。一番面白かったのは蒲生備中についての項。蒲生郷舎と混同されているけど実際の人物像は…というのが詳しく載っていた。島左近に関する言い伝え・伝説の項も、「あくまで言い伝え」というのを踏まえて書いてあり親切。これも面白かった。島左近関連人物の項は、今更感が大きい。他の方が指摘している通り、あまり参考にならない部分が結構ある。2020/02/03
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