内容説明
城に興味を持って久しい。著者が城についてシリーズ本や雑誌・新聞、勤務先の部内誌などに載せた小稿もかなりの数になった。本書は、その中からいくつかのものを選んで加筆し、更に新しく書いたものを加えたものである。エッセイ集ともいうべきものであるが、読者に近世城郭の流れを理解できるように構成には配慮してある。
目次
築城者と技術者たち
天守をめぐって
櫓と門
十三世紀の攻城戦に見るドンジョンの没落
城と便所の話
陣屋を訪ねて
城郭史上における五稜郭
戊辰戦争と城
廃藩置県と城郭
廃城余話〔ほか〕