内容説明
龍馬は二十八歳で土佐を脱藩し、三十三歳で暗殺されている。脱藩後の龍馬については多くの書籍が出版されているが、脱藩前の二十八年間についてはあまりふれられていない。土佐に生まれ、土佐に育った龍馬は二十八歳まで何を学び、何を考えていたのであろうか。そこで、脱藩までの龍馬を具体的に知るために、今まであまり使われることのなかった資料を基本として、できるだけその実像に迫る。
目次
第1章 藤田栄馬とその一族
第2章 龍馬が生まれた町
第3章 小栗流修行―風和の心
第4章 脱藩への道―高知・須崎
第5章 龍馬と『法華経』