カルタゴの運命

カルタゴの運命

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  • サイズ B6判/ページ数 845p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404026866
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

歴史SFの金字塔!ぼく。松田裕。三十一歳。フリーター。アルバイト誌の変な求人広告に惹かれて応募したぼくは、好奇心にかられて、その人間文化研究所なるところへ出掛けて行った。合格したぼくに、その研究所の川崎一郎と堀ナツエの二人が告げたのは、これからある“ゲーム”に参加するのであり、正規メンバーの自分たちのほかに、チーム員として手助けしてくれる人間を求めていたのだ、ということであった。補助員となったぼくが時間航行して仕事をするのは、紀元前のポエニ戦争当時のカルタゴだという。そして最終的には、紀元前197年のカルタゴの勇将ハンニバル暗殺を阻止する、という計画だった。ぼくともう一人の補助員飯島隆男は、ドイン・ドマングッテ(川崎一郎)とエンノン・シャピスナー(堀ナツエ)とともに、第一次ポエニ戦争開戦三年めの紀元前261年のカルタゴに飛んだ…。カルタゴと勇将ハンニバルの生涯を雄大なスケールで描く話題作!SFの新たな地平を拓く著者会心の力作巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

H masa

1
 SFというよりも歴史小説。もちろんSFの、そして歴史改変小説としての大枠はあるのだけれど、それよりもポエニ戦争という歴史的な事件を(ある程度は関わりながらも)俯瞰で眺めている視点が感じられる。  大雑把にしか知らなかったポエニ戦争だが、当然ながら当時の国際的な思惑が交錯しながら推移していくわけで、詳しく描こうとするにはどうしたって複雑にならざるを得ない。その部分をもっと紙数を費やして書いてほしかったと思うのが素直な感想である。2020/01/07

小林ミノリ

0
本邦SF小説界の巨匠が描く、未来の人間が相互に干渉しながら結末へと向かう古代ローマを舞台とした仮想戦記ものです。

はと

0
ちょう分厚く、多少だれつつも楽しく読めた。ハミルカル・ハンニバルとの絡みは非常にワクワクする。

ノメ

0
カルタゴの滅亡までの未来人によるゲームとしての干渉。なかなか読み応えがあった。2011/12/11

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