内容説明
「武家の棟梁」といえば源氏。義家、義朝、頼朝、義経、実朝の栄光と悲劇を社会史・女性史をふまえて描く。
目次
八幡太郎は恐ろしや―源義家の実像
城外の乱逆―義平と義賢の闘い
武者の世になりにけるなり―保元・平治の乱と為義・義朝
源氏、平氏相並びて―武家の棟梁義朝と平清盛
日本国第一の大天狗―後白河院と源氏
歎きて二十年の春秋を送り―伊豆の流人頼朝
骨肉同胞の儀すでに空しきに似たり―範頼と義経の悲劇
武芸は廃るるに似たり―将軍実朝と法印貞暁
在京の武士ことごとく以て馳せ下りおわんぬ―源氏の御台所