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内容説明
謎の天才画家・写楽が消えて200年ついに解明される写楽の正体。諸資料の精査によって従来の諸説を論破し、新たな視点から写楽が美人画の巨匠・歌麿であることを立証する知的興奮に満ちた衝撃の書。
目次
第1章 写楽論の原点
第2章 既往の写楽説
第3章 歌舞伎役者説
第4章 絵師説
第5章 山東京伝説
第6章 歌麿、蔦屋「とび出し」説とその批判
第7章 歌麿の実像を発掘する
第8章 梅原氏の写楽=豊国説
第9章 写楽絵と三人の絵の比較
第10章 写楽=歌麿説の六要件
第11章 写楽絵の命運
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
0
1995年刊行の写楽=歌麿説。のっけからクルトの著書で世界三大肖像画家の一人だと絶賛されたと誇らしげに書いてあるんですが、ちょうど前の年(1994年)に邦訳が出版されてしまい、嘘だということはバレていたというタイミングの悪さ……残念! 要は毎度おなじみのありがちな写楽謎解き本。これは本書に限った話ではないのですが、同じ時代に人気があった他の浮世絵師たちのことを平気でバカにしているのは読んでいて気持ちがいいものではありません。現代の価値観で過去を論じて、本当に理解ができるものでしょうか。星1つ。2017/03/13