オオカミはなぜ消えたか―日本人と獣の話

オオカミはなぜ消えたか―日本人と獣の話

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784404022035
  • NDC分類 482.1
  • Cコード C0036

内容説明

人と獣たちは、狐のように信仰の対象となったり、熊や猪のように獲物とされながらも永く共存してきた。オオカミが日本から消えたことを通して、現代人の生活を考える。

目次

第1章 日本人と野獣たち
第2章 日本人の野獣観
第3章 東日本のけものたち―その生態的環境
第4章 西日本のけものたち―歴史的視点から
第5章 日本人にとってキツネとは何か
第6章 日本オオカミはどこへ
第7章 鹿・猪・豚
第8章 人とけものとの交わり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

39
動物学ではなく、民俗学の本でした。人間と野生動物の関わりについて、日本では欧米にない特殊性(人間・動物の同根思想)があるというテーマの論考集。日本の近代化プロセスが、それまでの均衡状態を崩したということですが、タイトルにもややミスリードがあり、ニホンオオカミだけではなく、日本人の野獣観の歴史や東西の動物相の違い、キツネ・シカ・イノシシについて伝承も含めて扱っています。狩られた鳥獣の慰霊のために将軍から猟師までが唱える「諏訪の勘文」の全国伝播調査や動物の臓器名称の傾向・相違比較調査を特に興味深く読みました。2020/10/29

Toska

6
「人獣交渉史」というコンセプトは非常に興味深く、有望なものと思う。ただ、時代や地域、獣の種類などが行ったり来たりし、全体にとっ散らかったまま終わったのは残念。オオカミを神聖視した日本と忌み嫌ったヨーロッパとの違い。それでも日本の方が先に絶滅してしまったのは何故だろう。他には、動物の霊が女性の腹に宿る「鬼子」への恐れや、「野獣を殺して浄土に送る」狩人たちの適応戦略、巻狩を通じて神意を占おうとした源頼朝の逸話などが印象に残った。2022/02/19

Masashi Taniguchi

1
タイトルは狼だが、内容は狼に止まらない。人獣交渉をテーマとし、民俗学や動物生態学をミックスさせながら、日本人に馴染み深い動物達について解説している。我々の動物への認識は、文化や民俗の色眼鏡が強く影響している。 猫や狸、狐は人を化かすが、馬や牛にはその能力はない、という指摘なんかは、正に本書の専門分野って感じ。2016/10/19

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