目次
画人への道
吉田東洋との交わり
墨雲洞をひらく
ジョン万次郎帰国す
『漂巽紀畧』
風は西から
龍と龍
安政の大獄
土佐勤王党
海を煮る
政変
万里の波濤
時の歯車
破産
海援隊始末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
5
1993年刊行。坂本龍馬の土佐における師匠、河田小龍の伝記。土佐藩の下級武士の子として生まれた河田小龍が、学問と画業を志し、吉田東洋やジョン万次郎との交流を経て開明思想に目覚めるまでの前半生はとても丁重に詳述されており、好印象。ところが、坂本龍馬が登場してからの後半部分は龍馬と土佐藩の動向に軸が移ってしまい、小龍はすっかり出番が減ってしまって脇に退いた形であります。この辺り、土佐藩を飛び出して広範囲に活動した龍馬と、土佐藩に留まったままで資金繰りに悩まされた小龍との違いといえるでしょうか。星3つ。2021/08/25
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